2015年2月3日火曜日

「いつもさん」~The Constant~ 【1】

さて、サイコパス人間の素性はわかった。
危険信号もしっかりと確認した。
その次にあなたを待ち構えている質問は、かなり手強い。


「どうしたら自分を守ることができるだろう?」



今後、科学が長足の進歩を遂げない限り、ある人が良心を持っているかどうかを確実に判定できる方法が発見されることなど、まず、無いだろう。
正直、この僕だって、100%の自信を持ってサイコパス人間を見抜く手段などあり得ないだろうな、と思う。


ありがたいことに、身の安全を確保するための方法が他にある。
ただ、これには【自分の内側を見つめる】ことが必要となる。
誰が相手であろうと、どこにいようと、どんな時だろうと、関係無い。
一つだけ、質問に答えてくれるだけでいい。
...ただし、答は一つだけとは限らない。
一つどころか、次から次へと出て来るはずだ。


では、僕からの問いだ。真剣に答えて欲しい。
「今日、あなたはどんな気持ちでいますか?」


たいていの人は上のような質問に対し、あまり深く考えることなく、週末にやったこと、職場での昇進、今一番ハマっているテレビ番組といったことを話題に挙げながら、適当に答えるものだ。


あなたは、今、どんな気持ちでいるだろう?
うつろな気分だろうか?
壊れてしまったような気がする、か?
真っ暗闇で、夢も希望も無い状態、か?


朝、ベッドから起き上がる時、以前から続いている心臓の痛みをまたもや感じて、「まるで魂を蝕んでいくがんみたいだな」なんて思ったりはしなかっただろうか?


日中は、辛い過去から逃れようと必死に努力しているあなた。
だが、ふと気が付くと、あの頃のあの人とのことばかり考えている...こんなことを繰り返していないだろうか。
かつては、思い起こすだけで幸せな気持ちになれたあのシーンも、今となっては吐き気がするほど忌まわしい。






怒りとうつ状態の間を行きつ戻りつしているかもしれない。
どちらを選んだらより苦痛が少ないか、自分でもよくわからず、片一方に決められないのだ。






これら全てが、あなたの出した答である。



一つの関係が終焉を迎える。
その時、あなたが上に書いたような気持ちを抱いていたとしたら、別れた相手がサイコパスだろうと、ソシオパスだろうと、自己愛人間だろうと、はたまたどこにでもいるようなただのクズ人間だろうが、呼び名なんてどうでもいいじゃないか。
相手をどう呼ぼうと、今感じているこの気持ちが呼び名によって正当化されたり、されなかったり、というわけではないのだから。


【参考記事①:「ソシオパスとつきあっているかもしれない11の兆候」
http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/30/11_signs_dating_a_sociopath_n_3841308.html
ハフィントン・ポスト日本版 The Huffington Post JP 2013.8.13】


【参考記事②:「(本)『良心をもたない人たち」:『サイコパス(ソシオパス)』の実態と、その対策
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/27574
イケダハヤト公式HP 「まだ東京で消耗してるの?」 2013.9.28】

*マーサ・スタウトによるこちら↓の本をわかりやすく要約した記事です。

(右サイドバーの推薦図書リストでもお薦めしています。)




良心をもたない人たち (草思社文庫)
マーサ スタウト
草思社
売り上げランキング: 2,102




今、あなたがどんな気持ちでいるか。
肝心なのは、そこだ。
言葉だけで自分を無理に納得させようとしたって、今、ここにある気持ちがすぐに消え去ったりはしない。



自分の気持ちを探っていくうちに、次のようなことがわかってくる。



「一人の人間があなたの生活を根こそぎひっくり返した。
そして、ぽっかり空いた心の穴に、今まで経験したことも無いような新種の不安を植えつけて、去っていった。
以来、あなたはありとあらゆる負の感情に次々と襲われ、生き辛い日々を送っている。



思えば、付き合っていた頃も、イライラしたり、不安定になったりと、心が穏やかになることなど片時もなかった。
うっかり間違いでも犯そうものなら、一瞬にして夢から覚めてしまうかも、という不安感に絶えず苛(さいな)まれていた。
気が付くと、他人と自分とを闇雲に比較してばかり。
『この人の傍にいられるのは、私しかいない!』と、競争心を燃え上がらせていたかもしれない。」


もう一度あなたに聞こう。
「別れた相手がサイコパス人間か否か。
それって、そんなに重要なことだろうか?」と。



あなたが知らねばならぬこと。
全て、あなたの中に既にあるではないか。
...ただ、自分の「気持ち」を探ればいい。
元・交際相手の傍にいるだけで、いつも気持ちがざわついていたこと、まさか忘れてはいないだろう?
「もうイヤだ!」と、交際中に気付き、相手を締め出すことだってできたはずなのに、なぜ敢えて目をつぶってしまったのだろう?


理由はいくつか考えられる。
あなたは、交際相手に手なずけられると同時に、理想の女性/男性の地位へと高々と祭り上げられた。
たぶらかされて、まんまと恋の虜となるように仕向けられた。
(人と人とが結ぶ絆の中で、最も強力な絆...それが恋だ。)
相手はあなたの気持ちをまるで赤子の手でもひねるかのように、思いのままに弄(もてあそ)んだ。



毒になる人間たちは、われわれを調教し、直観の声を無視するようにと仕込んでいく。
だからこそ、もう一度直観を信じられるようになるまで、あなた自身が自分を再訓練していかねばならない。
そのためには、外に見えることだけで判断せずに、内なる眼を使って物事をとらえられるようになる必要がある。


(以上6枚、©123RF)

まずは、自分自身の気持ちに集中し、しっかりと向き合ってあげよう。
癒しは、そこから始まる。


もし、あなたと僕の中に相通ずる部分があるとすれば、次の言葉もきっと気に入ってもらえると思う。
実に単純明解な真実である。


【善い人々といれば、良い気分になれる。
悪い人々といれば、悪い気分にされる。】


後は、おのずから全てが収まるべきところに収まっていくはずだ。


【原文】 
https://www.psychopathfree.com/content.php?260-The-Constant

(※ 上の訳文は書籍版・"Psychopath Free"中の英文に基づいています。そのため、必ずしも上のリンク先の英文表現と一致しない場合があります。)

0 件のコメント:

コメントを投稿