2018年6月28日木曜日

絶縁(ノーコンタクト)①

絶縁(ノーコンタクト)

サイコパスとひとまず関係が切れた後は、とにかく


絶縁/ノーコンタクト(No Contact)を貫き通すことだ。


奴の対人操作トリックと、新たな虐待の魔の手から自分の身を守りたかったら、取るべき道はただ一つだけ。
例外なんてあり得ない。


あなたが負った傷が浅かろうが深かろうが、奴と再接触すれば傷はますます悪化する。
これだけは間違いない。
ただ、サイコパスとの間に子供がいたり、どうしても切れないしがらみがあったり、という人も中にはいるだろう。
その場合は、せめて接触の時間を最小限に留められるよう、努力してみよう。


毒性の強い人々との縁を断つことができれば、日々の暮らしは驚くほど変わる。
最初はくじけそうになるかもしれない。何せ、そのしんどさと言ったら、中毒物質を一気に取り上げられた時の禁断症状に匹敵するレベルなのだから。
だけど、絶縁から時間が経てば経つほど、得られたものの大きさにも気付くようになる。
一つ、また一つ...といった具合に、毎日の生活に思いがけない喜びが舞い込んで来るのがわかるんだ。


自尊心。
他人との境界線。
嘘偽りの無い、本物の友情。
日に日に大きく、たくましく育っていく様子は、自分でもはっきりと認められるようになる。


かつては、周囲からゴタゴタを持ち込まれても不平一つこぼさず、「仕方ないな」と受け入れ、許す...といった具合に、人間関係では消耗するばかりだったあなた。
あの頃と比べたら、付き合う人々の顔ぶれは相当変わった。
いちいち言い訳や説明を求められるような面倒な奴らなんて、もう懲り懲りだ。関わりたくもない。


やっと手に入れたのは、自由な日々。
魂が大きな花を開かせる季節が、あなたにもようやく巡ってきたのだ。


時々、当時のことを思い出す。
その度に首をひねりたくなるだろう。
「よくもまぁ、あんな病んだ連中とずっと一緒にいられたものだ」と。
でも、あなたは新しく生まれ変わった。だから、もうかつての自分を責めたりはしない。
むしろ、「かわいそうに。辛かったよね。」と寄り添ってやりたい、とさえ思う。
うん、なかなかいい感じじゃないか。よくここまで頑張って来れたね!


ノーコンタクト。
読んで字の如し、だね。絶縁。全ての接触を断ち切る。
どういうやり方、形態、手法であれ、サイコパスとは今後一切接触しない、ということだ。


どういうものが「コンタクト」に該当するかって?
実は、あなたが思っている以上に種類は多いんだ。

電話での通話
テキストメッセージ(ショートメッセージ)
 【訳注①:この表現、北米英語でよく使われます。日本だとSMS=ショートメッセージサービス、もしくはCメールといった名称の方が普通でしょう。携帯電話番号宛に送ることができる、Eメールよりは短めの通信文...と書けば通じますでしょうか。】
直接の対面 
 ・Eメール
Facebookでの「友達」関係
Facebookの投稿やメッセンジャー機能でのやり取り 
サイバーストーキング 
※Wikipediaより引用。「サイバーストーカー(英: Cyberstalker)またはネットストーカーは、インターネットを利用して特定の人物にしつこく付きまとうストーカーの総称。彼らの行為は、サイバーストーキング、ネットストーキングと呼ばれ、サイバー犯罪の一種であるとされる。」


サイコパスと再会したところで、いい事なんて一つも無いからね。
取るに足らない接触のように思われる場合でも、ダメなものはダメだ。
せっかく順調に回復しつつあったのに、ここで奴と接触すればそのプロセスにブレーキがかかってしまう。
「やめときゃよかった」って、絶対に後悔することになるよ。
コミュニケーションがどのような形であれ、一度サイコパスとやり取りすればダメージを受けるのは間違いなくあなたの方。
先方はかすり傷一つすら負わない。


とにかくあいつはあなたを泥沼の三角関係へと引きずり込むことしか考えていないからね。
それを「あ、この人、純粋に私のことを気にかけてくれていたんだ」なんてうっかり誤解しようものなら、とんでもないことになるよ。
一度でも甘い顔をしたら最後、あいつは必ずやお得意の魅惑テクニックでもって、あなたをつかんで離さないに決まってる。
後は、あの悪夢のような日々の再現さ。
「むしばまれていく、自分らしさ」の段階で嫌というほど見させられた、例の悪夢。
あれがまた繰り返される。



そしてまたもや【理想化】の段階へと逆戻りさせられるんだ。
そうなると、あなたは完全に足元をすくわれ、再び認知的不協和の谷底へと落ちていく...。


とにかく病的な嘘吐きだからね。付き合うだけでこちらまでおかしくなってくる。
しかも、意味不明な言葉の【ワードサラダ】でもってガンガン責められでもしたら、一体どうする?
苦労してここまで這い上がってきた努力も、全て水の泡となるね。


ほんの爪先だけでも触れさせてしまったら、たちまちあいつの対人操作術にやられるよ。
そうなったら、何もかもが元の木阿弥だ。


いいかい。あなたはどんなことをしてでも、この頑固な症状中毒とは手を切らなきゃいけない。
そのためには何よりもまず、

ノーコンタクトの徹底を
それ以外に逃れる方法は無い。

もし、あいつと連絡を取りたい、との気持ちがどうにもこうにも抑え切れなくなった時は?
これから僕の言うことを思い出して欲しい。


何か自分一人でできる気晴らしを見つけよう。
新しい趣味を持つ。
瞑想する。
文章を書く。
仕事に打ち込む。
ペットを可愛がる。
要は何でもいいんだ。サイコパスのことを忘れてしまえるほどに打ち込めるのであれば、どんなものだって構わない。




僕らの脳は、教え込みさえすればどんなことでも習慣化することができるらしい。
だったら、より健全な習慣を身に付けさせてやろうじゃないか。


それでもやはり、ふとした心の隙をついてサイコパスとの日々がよみがえる瞬間が時々は訪れるかもしれない。
落ち着いて。
ひとまず、深呼吸だ。
後は、無理にでも別のことを考えるようにして、気を紛らわすようにしよう。


サイバーストーキングについても、ノーコンタクトの原則は適用できると思う。
あなたから奴に直接接触することはしないとしても、相手の動きをネット上で見張らずにいられないというのは一種の中毒症状みたいなものだよ。


この中毒症状から足を洗いたければ、全ての経路を一気に遮断するしかない。
Facebook、Twitter、携帯電話...と、あらゆる連絡ルートにブロックをかけるんだ。
今すぐに、だ。


次のターゲットがあなた同様、無残に捨てられる様子を見届けることができれば、スカッと気分が晴れるはず、なんて思ってはいないだろうか?
だとしたら、少し考えを改めた方がいい。


あなたの中に残された痛みは、誰にも、どうすることもできやしない。
時が流れて、あなた自身が成長する以外に、苦しみが和らぐ方法なんて無いんだ。


今は信じてもらえないかもしれない。
でも、あなただって、この先大きく変わっていく。


あいつが何をしようが、誰とデートしようが、「あ、もうどうでもいいや」。
何事も無かったかのように平然とスルーすることができる。
いつか必ず、あなたにもそんな時期が訪れるはずだよ。



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