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2019年1月16日水曜日

【番外編】動画紹介:隠れ自己愛/Covert Narcissism 10の特徴(後編)

【※前編はこちらになります。
https://sayonara-psychopath.blogspot.com/2019/01/covert-narcissim10.html 】



5.「みんなから誤解されるんです」



良かれと思ってやったことなのに、なぜかわかってもらえなかった。
みんな、私のことを誤解してばかり。
いままでさんざん他人に利用されて辛い思いをしてきた。


泣き言の裏には、
「目の前にいるあなたは、私の理解者になってくれるよね!」と、あなたの慈悲心にすがろうとする腹黒さが隠されている。


そうやって憐れみを引き出しておけば後々まで安心だ。

隠れ自己愛はいずれ「ガスライティング」のような卑劣な行為に走るとみてほぼ間違い無いのだが、その場合も「みんな、私のことを誤解している!誰もわかってくれない!」との決めゼリフを吐きさえすれば全てうやむやにすることができる。

【参考過去記事】ガスライティングと投影 
https://sayonara-psychopath.blogspot.com/2016/11/blog-post_18.html




彼らの中にあるのは巨大な空洞だけ。
あなたも心のどこかでは彼らの言動に違和感を覚えるものの、
「何とかしてあげたいな、この人のために。」
という気持ちについ、させられてしまう。


あの連中ほど
「自分が一番」
「自分は他の奴らよりもいい思いをしていいはずなのに、どうして!」
といった考えに取り憑かれている人種はそうそういない。
暇さえあれば他人と自分との比較ばかりしている。


盛り盛りの経歴や業績で人を圧倒したくてたまらない。
できもしないのに「できます!」と言い切る。


隠れ自己愛にとっては、そんなことなど朝飯前なのだ。



6. あなた一人に非があるかのように錯覚させられる





隠れ自己愛は人心操作の達人だ。
彼らと関係すると、まるであなた一人だけが悪者であるかのように思わされてしまう。


彼らは時間をかけて、疑惑の種をあなたの中に一つ一つ植え付けていく。

「カウンセラー(精神科医、心理療法家)に診てもらった方がいいんじゃないの?」
「お前さぁ、オレのような男と付き合いながら、いまだに頭が混乱中って、どういうことだよ?もう少ししっかりしろよ!」

これでは、あなたがますます自己嫌悪の深みにはまって行くのも無理はない。


同時に、人々のところに出向いて行って、あなたのダメっぷり・キチガイっぷりを吹聴しまくる。
まるで雲に乗ってあちらにこちらにと出没しまくる、例の小猿のように。


どう見ても筋斗雲に乗った孫悟空ですよね、これ…(笑) かわいい。


あなたが困った時に助けを求めても、彼らは知らん顔でひたすら無視を通す。
他の人々には喜んで救いの手を差し伸べるくせに、あなたのことは放置したまま。反応しない。
こうした動きも全て計算通りなのだ。


7.スポットライト願望が半端じゃない




仕事、人間関係、その他あらゆるところで「一番」の存在になりたいという気持ちが非常に強い。


ソーシャルメディア(SNS)上では、「友達」の数がやたらと多い。
また、自分を一段上の存在として持ち上げてくれるような「ファンクラブ」「取り巻き」のような存在を常に求めてやまないのも、隠れ自己愛の特徴である。


何なんでしょうね、あれ。
脳内スター☆のトンデモ思考回路にはとてもついていけませんわ。



他人を引きずりおろすのに必死な人 (SB新書)
榎本 博明
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↑この帯コピーを最初見た時には「そう!そう!まさにそれ!」と思わず膝を打ってしまいました。
中野信子さんの著作で知られるようになった「シャーデンフロイデ」、
自己愛性パーソナリティ障害についても軽く触れられています。



8.向こうみず


人と比較しての自己イメージが歪んでいたり、自己を正しく評価する能力に欠けていたりする点については、顕示型も隠れ自己愛もほぼ一緒である。


だが、隠れ自己愛の場合、表現の仕方が回りくどいために、他人にはそのおかしさ加減がなかなか伝わりにくいのだ。


判断力の狂いが最もはっきりと現れるのは、彼らが自らの身を危険にさらす時である。


隠れ自己愛には、自分が人よりも優れていると思い込む傾向と、能力を高く見積もり過ぎる傾向とがある。
だから、普通の人ならば二の足を踏むようなことでも平気でやれてしまう。
後先のことなど一切考えずに。


放縦な性生活。
無謀運転。
過激なスポーツや趣味活動。
過度の浪費や無理な投資。


わざわざ危ない橋を渡って墓穴を掘るのは、彼らの自己過信が原因だ。
判断力がまともに機能していれば、そこまでひどいことにはならないのに。


9.愛情爆弾投下、そして人格コピペの開始



付き合い始めるやいなや、愛情爆弾で攻めて来た隠れ自己愛。
あまりの集中投下ぶりに、さすがのあなたもついに陥落してしまった。


ここからは隠れ自己愛があなたの立ち居振る舞いを盗む、すなわち「人格コピペ(コピー&ペースト)」にいそしむ段階がスタートする。
「おっ、これは使えるな」と目に付いた部分や、周囲から好ましく思われているあなたの性質や言動を、隠れ自己愛がそっくりそのまま拝借して我がものとしてしまおう、というわけだ。


あなたは連日連夜の愛情爆弾を受けて、天にも昇る心地でいる。
まさか隠れ自己愛がそのような下心を持ち、せっせと人格コピペの作業に励んでいるだなんて、予想だにしないだろう。


もしかすると、ここで起こっているのは「魂の交換作業」かもしれない。


隠れ自己愛はあなたから生き生きとした魂を吸い上げ、本来のあなたが持つ数々の長所をそれこそ根こそぎかっさらっていく。


代わりに、自分がそれまでずっと溜め込んできた感情をあなたの心の中へとぶち込んでいく。
それも、
恐れ
疑い
自信の無さ
不安定さ
...といった負の感情ばかりを。



10.「他の人にも希望や欲求があるって? 知るか、そんなの!」




自分がして欲しいことがあれば「どうにかしてよ!今すぐに!」と大袈裟に騒ぎ立てて、無理にでも自分の言い分を通す。
それが隠れ自己愛のやり方である。


なのに、あなたが「助けて」と一言言おうものなら、「お前何様だと思っているんだ。」「そんなこと言えた立場なの?」と、冷たくあしらわれるはずだ。


とにかく彼らは奪うだけ。

逆にあなたは与えるばかり。

だから、彼らとうっかり関わり合いになったが最後、あなたは身ぐるみ剥がされ、何もかも奪われた挙句にポイッと捨てられる羽目になるだろう。


これだけは覚えておいて欲しい。


毒性の強い人々(隠れ自己愛、サイコパス、ソシオパス...)を相手にしなくちゃいけない時は、相手との距離を詰める前にとにかく時間稼ぎをすることが大切だ。
すぐに仲良くなってはいけない。
一定の距離を置いたままで相手をじっくり観察するのだ。
まずは持久戦へと持ち込むのである。


相手との間に境界線/バウンダリー(boundaries)をしっかりと打ち立てよう。自分の心と身体とを徹底的に守るのだ。


そうこうするうちに、奴らはしびれを切らし、必ずやボロを出してくるから。


「ぐずぐず時間稼ぎしてんじゃねーよ!
さっさと虐待段階へと移らせろ 、このボケ!!!」

これこそが彼らの本音である。


「いい人」に見られたくって、どれほど必死に体裁ばかり取り繕っていたとしても、だ。


まぁ、見ててごらんよ。
いずれ連中の化けの皮が剥がれる時がやって来るから。



【顕示型自己愛との仲が険悪になると、周囲は
「一体どうしたんだろうね、あの人」
と聞いてくる。
だが、相手が隠れ自己愛の場合は
「あなた、一体どうしちゃったのよ」
と誰もが聞いてくる。】
(とある隠れ自己愛を扱った動画のコメント欄より)

2018年8月19日日曜日

【コラム】ロボット

「自分らしさ」というものを一切持たない。
だからこそ、サイコパスはいとも簡単に自分のキャラを変えられるし、ターゲットが心にずっとあたためていた「夢のお相手」にすっかりなり切る、という離れ業まで軽々とやってのけるんだ。





奴等が本格的に行動を起こす前には、しばらく「観察」するための時間を取る。
これ、お気付きかな。
「僕たち、似た者同士だね。」
「私たち、すごくよく似てると思わない?」
熱に浮かされたような口調で語り掛けては来なかっただろうか。



サイコパスはこの「観察」期間の間中、あなたが語る内容にじっと耳を傾ける。
希望、そして将来の夢について思う存分あなたに語らせ、自分はひたすら聞き役に徹する。
で、あなたの話をたんまりと聞いたところで、内容を丸ごと頭の中にコピー。
さらに誇張した形へと仕立て直したものを、今度はあなたを前に堂々披露する。


でっち上げられた、フェイクな「絆」ではある。
だけど、いざ目の前にバーン!と提示されると、さすがのあなたも相手の言う事を信用しないわけにはいかなくなる。
そこまで来ると、「とうとう見つけた。この人こそ、完璧なソウルメイトに違いない!」との確信へと至るのなんて、あっという間だ。



奴は、あなたのやることなすこと全てにべた惚れしているように見せかけている。
数分おきに直接メッセージを送ってくるだけでなく、あなたのFacebookページにちょくちょく顔を出しては投稿を残す、と、芸が細かい。
そうすればあなたの友人達にも見てもらえるだろうから、と、奴は言う。



ふと気が付くと、あなたの生活の大部分がこの一人の人物に侵食されていた。
「あの人のいない人生なんて、もう想像すらできない。もしあの人を失ってしまったら、私は決して幸せになんかなれない!」



そこで新たに登場するのが、三角関係。
捕食者(プレデター)には「自分らしさというものが無い」と上で書いたけど、その事実が最もくっきりと浮かび上がるのはこの三角関係の時期なんだ。



あれほどボロクソにけなしていた昔の交際相手。
はたまた、今後釣れそうな見込みのある候補者たち。
手あたり次第に声を掛けまくっては、曖昧なほのめかしや内輪ウケのジョークを連発し、自分の側に手繰り寄せようとしている。
しかも、そうしたやり取り全てがあなたの目に触れるようにと、巧妙な計算までしてるんだよね。憎たらしいったらありゃしない。



「...何だか探偵みたいな事ばかりやってるな、私」
そう思えたとしても仕方が無いよね。
これが普通の探偵業と大きく異なるのは、サイコパスが絡む三角関係の場合、あなたの意思や希望など一切お構い無しに余計な情報やヒントが向こうから勝手にやって来る、ということだろう。


あれやこれやと色々ほのめかされ、あなたの中ではだんだんと嫉妬の炎が燃え上がる。今にも気がおかしくなりそうだ。
一体何の因果で、あの人が大っぴらに他のターゲットを褒めちぎる様子まで見せつけられなきゃいけないんだろう?
あの人は、まがりなりにも、私のソウルメイトなのに...。



だが、ここであなたは世にも奇怪な現象を目にすることとなる。


【サイコパスのペルソナ(表向きの顔)が、 
釣ろうとしている個々のターゲットのキャラに合わせて、 
別人になったかのように激変している...!!!】


前はけなしまくってたはずのアレを、今度は手放しで賞賛、って...
そんなジョーク、おかしくも何ともない。どうしてそこまで爆笑するの...
そもそも、こんな人だったっけ?あまりにも性格が変わり過ぎていて、もはや完全に別人としか思えない...



「あなた、変わったわね」
相手にこんな指摘でもしようものなら、たちまちあなたは「キチガイ」「神経質過ぎる」と、異常者の烙印を押されるに違いない。


だが、あなたにとって何よりも腹立たしいのは


【奴は、あなたという人物からいろいろな要素を盗み取ってきて、 
次のターゲットを仕込む際の役作りに利用するつもりでいた


という事実だろう。



ああいう連中はね、そこそこ出来の良いロボットみたいなものさ。
ターゲット経験値が上がればそれなりに進化もするし、バージョンアップだってする。
だけど、ロボットは所詮ロボットでしかない。
うまく機能する部分があったとしても、それは他からの借り物。
とことん使い倒してしまった部分については、ポイ捨てするより他にどうすることもできないのだ。


2018年4月29日日曜日

皮肉【後編】

3.あなたが幸せすぎた

サイコパスな奴らと来たら、【理想化段階】の時はパートナーをさんざん持ち上げて有頂天にさせるくせに、そのパートナーがいざ自分の方に幸せや愛情を向けるやいなや、打って変わって相手を恨むようになるのだという。


何だろうね、これ。
わけがわからない。


この恨みの感情はやがて【受動攻撃的な虐待】へと変換されて、以後、サイコパスの内側でくすぶり続ける。
奴はあなたの正気を失わせ、不安のどん底へと突き落としたくって、その時を狙っているんだ。
あなたの自信は、サイコパスの調子良い言葉でもってたちまちハイな状態へと持ち上げられた。
だけど、その自信に一撃を与え、粉々にしたのもまたサイコパス、っていうんだからね。全くおかしな話だ。


ただ、サイコパスは、ここでもうっかりと漏らしてしまっているよ。
「こいつにはかなわない」という、あなたに対してひそかに抱いていた敬意を。


元々、あなたの中には

幸せ
喜び
といった素晴らしい部分がある。
しかも、息をして、ちゃんと生きている。
あいつがそれに気付いた時点で、「こいつを嫌うしかない」との結論に至ってしまったんだろう。
いずれも、奴の人生においては縁の無い性質ばかりだ。
持ってたところで意味無いさ、無駄だよ、とまで決めつけている。生まれてこの方、一度だって体験したことが無いから、そう思うしかないんだね。


だから、微笑みを浮かべ、楽しそうに笑うあなたの姿も、奴にしてみれば「おかしい」としか映らない。
「魂の抜け殻」よりは「人間らしくある」方が優れているのは言うまでもないが、そのごく当たり前の事実をいちいちあなたから突き付けられるような気がして、しゃくに触って仕方がないんだろうね。


いや、そんなことがあってなるものか。自分は間違ってない...。
何とかそれを証明したくって、奴はあなたの良い部分を嘲笑し、貶めるためだけに打ってつけの舞台を準備した。
そしてグランド・フィナーレの幕が切って落とされる。





4.あなたの感情に付き合いきれなくなった

サイコパスにとって一番面白いのは「理想化段階」。
まだ、何もかもが「完璧」でいられる時期だからね。
問題も無く、順風満帆。
厄介な感情の泥沼に巻き込まれることも、まず無い。


ところが、こうした連中は自分から人をたぶらかしては恋に落ちるよう仕向けておきながら、いざ付き合い開始となると急にそわそわするようになる。
ヤバい。こいつ、どうやら本気らしい。
もっともっと二人の距離を縮めたがっている...。
サイコパスは突然気付き、はたと立ち止まってしまった。


あっという間に熱が冷めていく。
そうなると、相手との時間が苦痛でしかなくなる。


このような場合の「グランド・フィナーレ」では、「頭おかしい、躁鬱入ってる、ヒステリー性格だ」と被害者だけが一方的になじられる、との道筋をたどることが多い。
ただし、これも先に挙げた例と同じで「うわっ、君にはちゃんと心があるのか!」と、あいつがあなたを自分より格上の存在と見ていることのあらわれなんだよ。
まぁ、その表現方法がいかにも奴らしいと言えば奴らしい、のだが。


「理解不能なもの」が目の前に立ちはだかる。
サイコパスな連中にとって、これほど腹立たしいものは無い。
だからあなたのことも「ぶっ壊して」やりたくなったんだよね。


奴にとっての完璧なパートナーになろうと、あなたは自分の感情を必死に抑えつけ、涙ぐましい努力を重ねていたよね。
あの時だって、あなたには何の落ち度も無かった。
「普通の人」としてはもう充分過ぎるってぐらい、よく頑張っていたよね。


感情があるから、僕らは人間でいられるんだ。
なのに、サイコパスの連中と来たら、この、人間を人間たらしめている特質にうんざりしている、のだという。
あり得ない。


だから、サイコパスの目から見た「良いもの」と、あなたから見た「良いもの」とは、真っ向からぶつかり合って当然だ。
何らかの行動を起こした時、サイコパスがあなたを非難した、ということ、今までに無かっただろうか。
ここからも一つ読めることがある。
あなたが大切に守ってきた価値観こそが、実は「正しく、良いものであった」ということだ。


確かにわかりにくいよね。
奴のこじ付けに翻弄されてしまうのも無理は無い。
でも、あなたは決しておかしくなんてなかった。
奴はただ、あなたを疑心暗鬼の状態へと突き落としたかっただけだ。
「私には良いところなんて何も無い」と、とことん自信を喪失してしまうレベルにまで、あなたを引きずり落としたかった。


今、こうして過去を振り返ってみて、うすうすわかってきたのではないだろうか。
...ああ見えても、奴はあなたの強さに「かなわないな」と感じていたんだ。
表向きには「虐待」という形を取っていたから、すぐには見抜けなかったけれども。


まぁ、今はまだ、こんなこと聞かされたってしょうがないだろうし、多分聞く気にもなれないだろう。
グランド・フィナーレを迎えてしまった今。
全ての希望は死んだ。
「愉快」という言葉があなたの前から姿を消した。
この先どうなるのだろう。行く手には真っ暗な闇しか見えない。


あなたは満身創痍の身となってしまった。
あいつのせいで。
この先、奴から受けた虐待がどれだけあなたの人生に影響を及ぼしてくるかなんて、実際に何年か生きてみないと全体像は見えて来ないかもしれないね。


では、ページをめくろう。
僕と一緒に、この道を一歩一歩歩いて行こうじゃないか。



2018年2月15日木曜日

三角関係、再び

サイコパスな奴とあなたとの関係には、終止符が打たれた。
あなたはそのように思っていた。
ところが、まだまだ続きがあったんだよ。
あいつはね、わざわざあなたと「別れた直後」を狙って、「三角関係」という凶器を再び持ち出してくるんだ。


ふと、奴のFacebookページを覗いたあなた。

Copyright: https://www.123rf.com/profile_silatip / 123RF Stock Photo


すると、交際ステータスの欄がいつの間にか「シングル」となっていた。
【訳注:この場合の『シングル』は、既婚未婚に関わらず、特定の人と付き合っていない状態を指す。】 

あなたは奈落の底に突き落とされたような気分になる。 


友達も気を遣ってか、「最近どうしてるの」と声をかけてくれる。 
だが、あなたの頭にあるのは別れたばかりの元カレ/元カノのことだけ。 何一つ手につきやしない。 


アップロードされた写真を見ればイヤな気分になるのは、自分でもわかっている。 でも、やっぱり見ずにはいられない。 
二人が一緒だった頃の思い出の場面、もらったメッセージ。 
何度も振り返って眺め、衝動に駆られて削除ボタンを押してしまったものの、すぐさま激しい後悔に襲われる...。 
そんなことばかり繰り返している。


だが、遂にあなたは見てしまった。 


奴が、別の相手と一緒に撮った、写真。 


Copyright: https://www.123rf.com/profile_alexandralexey / 123RF Stock Photo


あなたと別れてからまだ数日も経ってないのに、こんな写真を載せるなんて。信じられない。
相手に見覚えはない。あなたの知らない人だ。 
特に悪びれる様子も無く、新しい彼女/彼氏のお披露目だ!と、開き直っているようだ。 
今度の彼女/彼氏を一刻も早くみんなに見せびらかしたい、ということなのだろう。 


まさかここまであっけらかんとした、罪悪感のかけらも感じられないような姿を見ることになるとは。
あなただって、当然予期していなかっただろう。 


「もう、やめた方がいい。」 
それはあなたもわかっているはずだ。 
でも、好奇心に押し切られてしまい、ついつい二人のことを調べたくなってしまうんだよね。 


すると、衝撃の事実が発覚する。 
「...この二人、付き合い始めてから結構経ってる...。」


実際、彼らは以前からSNS上で冗談を飛ばし合っていた。微妙な距離の近さをにおわせないでもなかった。 
ただ、当時のあなたはそこまで気が付いていなかった。 
相手と自分との関係の行方にばかり気を取られていて、周囲の状況など全く見えていなかったから。
そうだよね? 


それから間もなくして、奴の交際ステータスは「交際中」へと変わった。 
あちら側についている友人はみんな、「おめでとう!」「良かったね!」と、さかんに新カップルの誕生を祝福している。 
この二人の関係、多くの人にとっては既に『公然の秘密』だったようだ。 


振り返ってみると、彼らが付き合い始めたらしい時期と、あなたが「キチガイの元彼女/元彼氏」との烙印を押され、糞味噌にけなされていた時期とは、ちょうど重なる。 
あの時既に、新ターゲットがあなたの後釜におさまる準備は着々と進んでいたんだね。 


サイコパスな奴を取り巻くファンクラブ連中も、祝賀ムードで大いに盛り上がっている。 
みんな、拍手喝采でお祭り気分。近来まれに見るほどのはしゃぎようだ。 
「われらが英雄に乾杯!ついに、(最新の)運命の赤い糸で結ばれた相手が見つかったぞ!」って具合にね。 



優越感コンプレックス 



別離、そして三角関係を潜り抜けてきたサイコパスは、半端じゃないまでに膨張した優越感のかたまりだ。 
あなたの凋落ぶりを目の当たりにしたことで、奴の全身はエネルギー満タンとなり、キラキラと光り輝く存在と化した...。 
まさに今こそが彼らにとっての「この世の春」だ。 


あいつは、あなたに新ターゲットの存在を知らせたくってウズウズしているんだよね。 
わざわざあなたの目に入るような形を取って、何かと見せつけてくるのは、そのためさ。 
あなたがどう反応するか、直接自分の目で確かめたいと思っているんだ。



仮に、あなたから何の反応も得られなかった、としよう。 
おそらく、奴の方から何か適当に理由をでっち上げて「話があるんだけど」とメッセージを送ってくるはず。 
最新のプロフィール写真を一番上に、そしてダメ押し的にもう一つの写真を真ん中に置いてね。 
こうすれば、あなたはイヤでもあいつの姿を2回は目にしなければならない。 



サイコパスはあなたの関心を引きたいがために、「服、返したいんだけど」「借りてたDVD、渡したいと思って」と、些細な用事を言い訳にあなたを呼び出すことがあるんだ。 
これ、よくある手口だそうだよ。 
普通だったら「そんなの、もう忘れてくれていいのに」と言いたくなるようなレベルの品物を、わざわざ「返すから」とアプローチしてくるんだって。 



とにかく、奴があなたを呼び出すのに成功した、としよう。 
おそらく奴は、落ち着き払った高飛車な態度を崩さず、偉そうな物の言い方をしてくるに違いない。 
「そっちは寂しいシングル。それにひきかえ、こっちは幸せさ!」 とまさえ言うんだからね。なんなら君の恋愛指南役でもやってやるよ、とすら言いかねないような、不遜なことこの上ない口ぶりである。 


会話の間もずっと「主導権はこっちにあるんだ」と言わんばかりの傲慢さが丸出し。 あなたとスッパリ縁が切れたことで、自分は沈着冷静な、優れた人間へと生まれ変わったんだ。もう勝負はついてるね...。 なんだと。 



二人の過去に関してはこれ以上いちいち騒ぎ立てるなよ、どうせ終わったことなんだし、とあなたに釘を刺す。 
度重なるあなたへの虐待行為にも、そして今や明らかになった不貞行為にも、あちらからのコメントは一切無し。
謝罪らしき言葉など全く出てこない。 
「ひたすらしんどかった。それに尽きるよ」と、あなたとの別離をざっくりと乱暴にまとめる程度にとどめる。 


自分からゴタゴタを引き起こしておきながら、まるで他人事のような口ぶりで語る、奴。 
一切の感情を交えることなく語れるのだから、さすがにその辺りはサイコパスだ。
一方、あなたに対しては憐れみを含むような口調で語り、完全に上から目線でもって見下している。 


どうだ、自分ほど器の大きい人間なんて、そんじょそこらではお目にかかれないだろう?とでも言うかの如く、嘘くさい愛想笑いを所々に交え、最後には「じゃ、元気で」とあっさり立ち去る。 明日また会う人に対して言うような気軽さで言い放たれてしまっては、あなただって情けない気持ちでいっぱいになるよね。 


かといって、別れた後にこのような「高飛車に振舞わせてやる」機会を設定してやらないと、それはそれでまた、困りものなんだ。 
後にあなたが非常に不愉快な思いをさせられる恐れが出てくるのだ。 


例えば、サイコパスが自分の不貞行為や嘘について語るのを拒んだ、と仮定しよう。 
奴はその時、一体どんなことを考え、何をしようともくろんでいるのか?

 「あなたの思い出の中では、ずっと美化された存在のままであり続けたい。
だから、自分に関するネガティブな話を今更持ち出すのは、あまり気が進まない。」 


どうやら、そのように考えているらしいのだ。 


ほら、覚えているだろう? 
二人の仲がこじれ、末期的症状を呈してきた頃だよ。 
あいつ、何日も何日も連絡を絶ち、あなたからの呼びかけにも全く応じようとしなかったよね? 
自分から音信不通の状況を作っておきながら、連絡をよこすのはあなたの仕事、って勝手に決めているんだから、呆れたものだ。
 しかも、連絡するならぐずぐずせずに速やかにすべし、って無茶苦茶言って来るんだからね。 
全くもってお話にならない。 


じゃあ、あなたがその期待を裏切り、あいつに連絡をせずだんまりを決め込んだとしたら、一体どうなるだろう? 


...執念深くて、嫉妬心の激しい奴。 
即座にそう罵られるものと覚悟した方がいいね。 



さすがのあなたも、そろそろ壁に一発、ガツン!と派手にぶちかましたくなったんじゃないかな。 



大丈夫。 あなただけじゃない。 
同じ悔し涙を流した仲間は、他にもたくさんいるから。



2018年1月26日金曜日

グランド・フィナーレ

「何なの、このひどい仕打ち。正気の沙汰とはとても思えない!」


サイコパス人間に捨てられた時、あなたの口を衝いて出たのはこんなセリフではなかったか。


あいつは、あなたを捨てた。
注意深く時機を見計らった上で、卑劣極まりないやり方でもって。


ひどいのはそれだけじゃない。
サイコパスは、あなたが勝手に自滅してくれればいいのに、とすら思っている。
次の犠牲者の仕込みが本格化してきたこともあって、これ以上あなたに割く時間は無いらしい。
「今度の彼/彼女、前のよりもいいぞ。」と納得するためにも、あなたにはメタメタに壊れてもらう必要があった。


そして、ここ、肝心だからね。
しっかりと聞いて。


あいつはね、あなたを嫌っていたんだよ。
だって、そうでもなけりゃ「壊してやりたい」なんて思ったりはしないだろう?



共感能力も、愛情も豊かに備わっているあなたとは違い、あいつは嘘まみれの自分を作り上げて演技し続けないことには、一日たりとも生きられないんだ。
だから、あなたと一緒にいるだけで腹が立ってくる。
あなたをめちゃくちゃに壊しさえすれば、自分の魂を内側からじわりじわりと蝕んでいく空虚さに歯止めをかけられる、とでも思っているようだ。
その場しのぎの解決策でしかないのにね。


Copyright: https://www.123rf.com/profile_frugo/ 123RF Stock Photo


焼野原


成功者を見つけたら、ぴたりと貼り付き、そこから離れない。
長年に亘る努力の末、ようやく彼らがつかんだものを何食わぬ顔して横取りする。
それがサイコパスという人種だ。


例えば、あなたがきちんとした仕事を持ち、安定収入も得ている、としよう。
サイコパスはあなたの稼ぎに一早く注目し、甘い汁だけ吸いに来る。
仕事探しもろくにせず、のらりくらりと言い訳並べてはあなたに寄生し続けるはずだ。


仲良しの友達グループがいたとしよう。
サイコパス人間をうっかり紹介でもしようものならば、ただじゃ済まないと覚悟すべきだ。
外面だけは良いサイコパスのこと、あなたの友達全員に取り入ることなんてほんの朝飯前である。
ふと気が付けばグループは奴に乗っ取られ、あなた以外の全員が奴に夢中、とまるでファンクラブのような状態となっている。
最後にはあなた一人だけが全員から悪者呼ばわりされて、グループ追放との憂き目に逢うことになる。


骨の髄まで吸い付くされ、身ぐるみ全て剥がされてしまった時点で、あなたは用済み。
気が付いた時には、サイコパス人間は前もって捕獲していた次なるカモへと走り去っていることだろう。


私のこと、最初っから捨てるつもりでいたんだーーー


そう考えるだけで胸がつぶれる。
頭も混乱していて、考えがまとまらない。
何よりも、自分が全く価値の無いクズ人間のように思えてならない。
全てあいつの狙い通りとなった。


しかも悪いことに、自分を捨てたばかりの相手が、目の前で新しい彼/彼女とイチャイチャする姿まで見せつけられるのだから、嫌になる。
一体何が起こっているというのか。


別れを切り出したのはあちら側だが、その理由がいちいち人を小馬鹿にしたようなもので、支離滅裂もいい加減にしろ、といった感じだ。
話の辻褄が全然合わない。


あいつが私にしてくれたことって、何だろうーーー。
冷静に振り返ってみて、あなたは愕然となった。
何も無い。
価値あるものなど、何一つもらっていない。


...強いて言えば、せいぜい嘘臭いほめ言葉やお世辞、といったところか。
こいつ、ホイホイおだてていい気分にさせておけば、何だってやるよ!とでも見くびられていたのだろう。
とにかく、あいつがあなたの人生に寄生し、じわじわとエネルギーを奪っていったことだけは紛れもない事実だ。


苦しみ。

混乱。

カオス。

サイコパスにさんざんたかられ、全てを破壊され尽くした末に残ったのは、この3つだけだった。



サイコパス専用マニュアル:
別れ話はこう進めろ!チェックリスト


あなたをひどい目に遭わせた例の人物、果たしてサイコパスなのだろうか?
もしそうだとすれば、あなたと付き合う一方で、一人、また一人...と次なるカモを背後で物色していたことはほぼ確実だろう。


サイコパスの場合、交際相手との関係を清算し、それがスッキリと片付いてから別の関係へと入る...といった普通のやり方はまず取らない。たいていは、以下のチェックリストに挙げたようなマニュアル通りに動き、相手をとっかえひっかえしていく。


1.【実は惹かれている人が他にもいるんだ】と、さりげなくほのめかす。話の隅々にそう受け取れるようなヒントを散りばめておく。


2.手順1を繰り返す。あなたが気付くまで、何度も何度も。


3.少しも動揺せずに、上から目線であなたに説教。「神経質すぎないか?それって、嫉妬ってやつ?」

4.奴曰く、神経過敏になり、嫉妬心をむき出しにしたあなたが悪い。
よって、無反応・無視の刑に処してもよろしい。


5.手順4までを繰り返す。あなたが自滅の方向へと動き出すまで、何度もやり続ける。


6.あなたが自滅傾向を見せた場面を捕えて、新ターゲットにも「ほら、彼女/彼、ちょっとおかしいだろう?」と確認させる。
これにより、新ターゲットは「そうか、やっぱりおかしい人だったんだ。だったら、自分が二人の間に割って入ったとしても、文句言われる筋合いは無いよね。」と、堂々と開き直れる。


7.ますます自滅傾向が進むあなたを他の人々の目にさらすことで、「あいつ、マジでやばいよ」との自説を強化する。こうしておけば、サイコパス人間があなたを切り捨てた後でも、ファンクラブの面々から引き続き全面的な支援を期待できる。


8.あなたを面と向かって小馬鹿にし始める。
「情緒不安定な奴と一緒にいると、こっちまでおかしくなりそうだ」と、ねちねち説教。二人の仲が悪化したのも、全てあなたに非がある、ってことらしい。


9.これ以上はあり得ない、という程に冷酷非情なやり方やタイミングを選び、あなたを捨てる。

10. あなたの目の前で、新ターゲットに愛想をふりまく。
あなたと離れても自分はこんなに幸せ、と精一杯アピールする。


普通の人々だったら、こんな手順に従って別れ話を進めるだなんて、まず、あり得ない。
だが、「普通」が通用しないのがサイコパスだ。


「自分は悪くない、悪いのはあっちだ。バケモノみたいな奴だよ。」という都合の良い自説を周囲に押し付けるために、連中は必死になって言い訳するんだ。
二股交際に悪びれることもなく、嘘の上に嘘を重ねているというのにね。


上に挙げた10ステップの別れ方マニュアル。
それぞれの手順をきちんと踏んで行きさえすれば、あの手の連中が立場を逆転させて「被害者」ぶるのは実に簡単なのだ。
おまけに、あなたから全てを奪い去り、何一つ残らないようにもできるとあって、まさに一石二鳥である。


2017年11月29日水曜日

【コラム】取り巻き

毒性の強い人々の背後には、必ずや熱心なファン達がつき従っているものだ。
人目を避けてパートナーを虐げているようなクズ野郎にも、それなりにファンがいる。
あいつらが何をしようが、誰を虐待しようが、ファン達は今日も奴等に声援を送り続ける。



この、取り巻き連中。
マニピュレーター(過去記事参照)がばらまいた、薄っぺらいお世辞という毒餌を食べたがゆえに、知らず知らずのうちに手なずけられてしまった人々なんだよね。
だから、まともに物が見えているはずがない。


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ファンクラブ内では常に何かがうごめき、また、人の出入りも激しい。
何せ、その中心はサイコパス人間だからね。
深い、意味のある人間関係なんて、誰とも結べるわけがないんだよ。


要するに、サイコパス人間が求めているのは、他人からの絶え間ない関心、そして賞賛の言葉だけ。
それ以外は正直、どうでもいいらしい。


口先だけのお世辞さえまともに言えないような者は、ファンクラブから追放。
後釜にはお世辞のうまい新人を速やかに据えることで、一件落着、となる。