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2018年11月29日木曜日

瀕死の共感能力

瀕死の共感能力

からっぽになった心。
麻痺したかのように何の反応も示さない。
周りで何が起ころうと、誰が何をしようと、どうでもいい。自分には関係無いから...。
しばらくはそうした虚無感に苛まれるだろう。
だが、この段階は避けて通れないのだ。
サイコパス被害を本気で克服したいのならば。


誤解の無いように言っておくよ。
心が麻痺し、外界からの刺激に無反応になったとしても、あなた自身が「サイコパス」と即、決まるわけじゃない。
二つは似て非なるものだ。


確かに、今のあなたがピクリとも動かぬ「無反応」な状態にあるのは事実だ。
でもね、これは100%あいつのせいだよ。
あれだけぞんざいな扱いを受け、操り人形のように利用されたのだから、感情が麻痺しない方がおかしいよ。
元のような自然な感覚を取り戻すまでには、相当長くかかるかもしれない。


何を見ても、何を聞いても「反応無し」。
普通、これはサイコパスの特徴とみなされる。
だけど、本物のサイコパスだったら「ああ、いつまでも純真無垢なままではいられないんだなぁ…」と、無邪気だった頃の自分を懐かしみ、何ヶ月もどっぷり感傷に浸る、なんてことはまず、やらない。
また、ほろ苦い失恋体験を頭の中でロングラン上映し続ける、などといったこともあり得ないだろう。


今はただ冬眠しているだけなんだよ。
あなたの心も、あなたの共感能力も。
でも、冬が終われば必ず春が来る。
熟睡中の熊さんだって、季節が変われば穴の外へと出て来て、元気な姿を見せてくれる。それが自然というものだ。


現在のあなたもそのように考えればいいさ。
今はただ、目の前にある片付けなきゃいけないことだけ片付けていけばいい。
そうこうしているうちに月日が流れ、気が付いたら以前にも増して感受性豊かで、より思いやりあふれる素敵な人へと成長できているんじゃないかな。


だから心配する必要なんて無いんだ。
心が麻痺して無反応状態だからといって、何もそれが永遠に続くわけじゃない。
一過性の症状だよ。いつかは消えてなくなるさ。
そのうち心から無反応という迷惑な客を追っ払える日も来るだろう。そうなったら、入れ替わりで楽しいことやうれしいことが舞い込んでくるはずだ。
さすがにそこまで来れば否が応でも動かなきゃ!って気分になると思うよ。


以前僕がお勧めしたこと、覚えているかな。
「新しい友人関係・交際関係を開拓したいのはやまやまだろう。
でも、少なくとも数か月は猶予期間を設けるべきだ。」
この本の初めの方に書いたよね。



【参考過去記事】「ハゲタカに気を付けろ」https://sayonara-psychopath.blogspot.com/2015/01/blog-post_31.html


いいかい。くれぐれも早まらないで欲しいんだ。
焦って誰かをつかまえてみたところで、どうにもならないからね。
そのうち欲求不満という分厚い壁にぶち当たるのは火を見るよりも明らかだ。
止めた方がいい。開いた傷口にわざわざ自分で塩を塗り込むようなものだから。


こういった時期はどんな相手を選ぼうが、行き着く先は皆同じだよ。
サイコパスとの関係で体験したあの熱烈な恋心。
高揚感。
別の人を相手に、あのハイな気分よもう一度、なんて期待するだけ無駄さ。どうせ裏切られ、ガッカリするだけだ。
「あーあ。今度の彼/彼女、ハズレだったかも。あまりマメじゃないし、気も利かない。それに身体の相性もイマイチなんだよね...。」
気が付けば相手への不満ばかり口にしているあなた。
そんな醜い自分にふと気付いてしまい、またしても気が滅入る。
まったくだ。いいことなんて一つもありゃしない。


これ、「ポスト・サイコパス(サイコパス後)」期の人間関係でついやりがちな失敗パターンだ。
ずるずると引き延ばしたところで、その努力は徒労に終わるだけ。
しかも、そこで傷つくのはあなた一人だけじゃない。
巻き込まれた相手はもちろん、周囲の人だってあなたと同じように傷を負うんだ。


そもそもあなたの場合、共感能力という基礎部分がひどく損なわれている上に、後ろめたさという重荷まで背負って新しい相手と付き合おうとしているんだよね。
うまく行ったらむしろ奇跡だと思うよ。


そう。
できないことは、できないんだ。ここいらで腹をくくろう。
だから、「ちゃんとできていない、ダメダメな自分」を過度に責めて、悪者扱いするのはもうやめようよ。


今は自分の内側をじっと見つめるべき時期なんだよ。
他人に頼ることはない。
あなた自身があなたにとっての最良の友になってやればいいじゃないか。


「あなたは自分にとっての最高の友達にもなれるし、
また、最悪の敵にもなれる。
さて、どちらがいいかな?賢く選んでね。」

とはいえ、いつまでも内側にばかりこもってばかりはいられないのが現実世界の辛いところだ。
だから、ある程度内省に時間を費やしたら、どこかでエイヤッと区切りを付けねばならない。
エンドレスな思考の流れにストップをかけて、外の世界に目を向けよう。
そしてリアルな人生への復帰を果たすのだ。


人によってはそこへたどり着くだけでも数年はかかるかもしれないね。
でも、外に出ていく時期が来れば、必ずわかるよ。
あなたの心の奥深い場所から「準備はOK。前進だ!」って合図が聞こえてくるはずだから。


内省するのは大切だ。
でも、それも度を越せばかえって毒になることもある。


「程良い分量の内省」という長いトンネルを抜けたあなたは、以前とは一味も二味も違う人になっていることだろう。
自分の内側を見つめてきたから、いろいろな分野についての知識も得られた。
同時に、人生をゼロから作り上げていく能力にもさらに磨きをかけることもできた。


内省は多過ぎてもいけないし、少な過ぎてもいけない。
匙加減が難しいけれど、自分にとっての適量をうまく見極められたらいいね。




2015年6月20日土曜日

【番外編】 本書前半のまとめ。(あるFacebook投稿より)〜後編〜

引き続き、"Cat Jackson"さんという方が書いた(そして、あっという間に削除してしまった...)Facebook投稿をご紹介します。


前編はこちらからお読みください。
http://sayonara-psychopath.blogspot.com/2015/06/facebook.html

文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)
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「いやな人間と悪い人間との違いは何だろうね」私はこうきいた。
「よくわかりません」アンジェラは面白くもないというように答えた。
「私にもよくわからない。というより、邪悪というのは一種の病気じゃないかと私は考えている。しかし、それは特殊な種類の病気なんだ。だから、邪悪を病気と呼んだからといって、それで邪悪じゃなくなるということじゃない。 
 
病気だろうと病気じゃなかろうと、  邪悪性というのは現実に存在するものなんです。     
あなたはその現実を直視しなくちゃいけない。(p. 260 )

性欲に歯止めがきかない人も目立ちます。そういう人って、「自分さえ満足すれば相手なんてどうでもいい」んですね。
どうしようもない自己中ですよ。
でも、さすがは妄想世界の住民だけのことはあります。あの人達、自分の性欲、頭や身体の欲望を満たすためなら、何だってしますから。
相手にしているのは、生身の人間なのに。



どんな人間にも、その人ならではの欲求や、天与の権利が備わっています。 これは基本中の基本。
でも、サイコパス人間という人種にはそんな事すら、全く理解できないようです。



中には、言葉の暴力だけでなく、身体的暴力、もしくは性暴力的な手段(例えば、強姦)に訴えるような危険人物も出てきます。
奴等は、こちらの心をかき乱し、思考を操ることで、「自分はお前/あんたよりも偉いんだぞ」と、自分の優位性をゴリ押ししてきますよ。



暴力をふるうサイコパス人間の無法ぶりが、あなたと周囲の環境や物を破壊するところまでエスカレートしてしまうと、最初はそこまで派手に暴れるつもりは無かった人でも、もはや制御不能、となる可能性は充分あります。
そうなると、あなた自身も巻き込まれてしまいますので、被害から逃れるのは極めて難しくなります。

彼らはあなたを他の人々(家族、友人・知人など、あなたと良好な関係にある人々)と切り離し、孤立させます。 そして、その人々とあなたとが敵対するように、裏で画策します。 どんな嘘だって真顔で広めますよ、あの連中は。

©123RF


職場にこの手の人々がいて、あなたと敵対するようになった場合、相当面倒くさいことになると覚悟せざるを得ないでしょう。
同僚や上司の耳には「サイコパス人間さんの方が正しい」との説が吹き込まれます。それにより、あなたは「罰を受けて当然な人間」のようにみなされ、辛い立場に追い込まれるかもしれません。


あざけり。そして、いじめ。
いずれも、彼らの常套手段です。
それも、あなたにしか聞こえないところで言うか、もしくはあなた一人だけに恥をかかせるか、といった汚い手を使うんですね。
最終的にあなたが音を上げ、敗北宣言をし、職場、交際関係、友人関係...等、現在の居場所から去っていく。
その時を、じっと待ち続けているんですよ、あの人達は。



一押し、二押し、それでも足りなきゃもう一押し...と、ぐいぐい圧力をかけてくる。もしくはあなたを刺激し、怒らせる。
その一方で、再度あなたに釣り針を引っ掛け、手元にたぐり寄せるような真似もします。それも、単に「だって、試してみたらできちゃったんだもん」程度の理由で。



こうした綱引きゲームに興じている間ですら、彼らはあなた以外の、別の人のことで頭が一杯かもしれません。
だから、うまくあなたを煽って「これは私が出した結論だから」と思わせ、あなたの方から別れ話を切り出させようとします。


何たって、あちらさんと来たら、
【世にもすてきな、例の彼女/例の彼氏】
として、巷ではちょっとしたセレブ扱い、ですからね。
そんな「すてきな」人が、まさか他人を傷つけるなんて極悪非道なこと、やるはずがないじゃないですか。
だから、ボロボロにされた被虐者(ターゲット)だって、大歓迎しつつ再度自分の世界へと招き入れてやり、また存分にかわいがってやろうとするんですよ。
あるいは、また別の犠牲者をリクルートし始めるか。
彼らがやっていることといったら、いつもこの、ターゲットいじめか、犠牲者リクルートのどちらかですね。




©123RF
あなたがくれぐれも注意しなければいけないこと、二つあります。
まず、彼らとの金銭のやり取り。
そして、プレゼントをもらった時の対応、です。



というのも、こうしたやり取りの裏には必ず、あなたから「あ、悪いな」という罪悪感を引き出したい、はたまた自分を「いい人」と見せたい、という腹黒さがあるんですね。
もし、彼らに金を貸すようなことがあるならば、後々まで金の行き先をしっかりと見届けることです。
踏み倒されないよう気を付けてください。


また、サイコパス人間の中には、アルコールにはまる人も少なくないです。溜まった怒りをなだめたり、また、逆に一層高ぶらせたりするために、あの人達はどうしても酒の力を借りずにはいられないのです。


彼らが他人の前で見せる偽りの顔。声。感情表現。
あまりにも多種多様すぎるために、どれが真の姿かを見破るのは非常に困難です。


それでも、どうか、ご自分を強く持ち続けてください。
相手から離れられるのなら、ぜひ、離れてください。
必要とあらば仕事も変えましょう。



ええ、わかります。「言うは易し、行うは難し」とおっしゃりたいんでしょう?
でも、ぼろ雑巾同然のひどい扱いをこの先ずっと耐え忍ぶことに比べれば、全てを捨てて逃げ出す方がはるかにましだ、とは言えないでしょうか?



確かに、生き延びるためには、先立つ物が必要です。
でも、人と人との間に上下や優劣を付けるような人間関係をご自分の身に許していてはいけません。
私たちの一人ひとり誰もが平等であり、同じように尊重されるべき、大切な存在です。

どんな人にも幸せになる権利があるのです。


http://www.powerofpositivity.com/

「相手から手ひどい扱いを受けた時。
露わになるのは、そいつらの曲がった根性だ。
あなた自身とは何も関係無い。
だから、「私のせい」なんて思っちゃいけない。」


そうです。
私たちだって、自分とよく似た、正直で、まっすぐで、誠実な人間と出会いたい。
まともな人達と暮らし、愛し愛されたい。
そんな人生を望んでも構わないのですよ!



今後、恋愛関係に発展しそうな人が現れた時は、必ず身辺リサーチを行うようにしましょう。
深入りするのはその後でも決して遅くありません。
というのも、サイコパスな人々の場合、「もうあいつとは別れた」と嘘をつき、あなたをすっかり本気モードにさせておいて、実は陰で別の相手とまだ続いている、という卑怯な輩が少なくないからです。


メール、メッセージ、電話、直接訪問といった具合に、ありとあらゆる方法を駆使して(全く、最新のテクノロジーのおかげですよね!)、狙った獲物は必ず手に入れる人達ですからね。
後先のことなんて考えちゃいないのです。
だって、そうして手中に収めてきた歴代の彼氏・彼女達ですら、サイコパス人間の目には「俺様/私の魅力に逆らえなかった、愚かで哀れな雑魚ども」としか映っていないんですからね。どいつもこいつも、雑魚ばかり...と。



職場で出会うサイコパス人間に対しては、とにかくあちらから出された要求、割り振られた仕事の量や内容について、一番最初にダブルチェックすることを習慣付けること。
これに尽きます。
仕事を請け負う時点で、イニシャルやサインといった形で、必ず彼らに一筆書いてもらうようにすべきです。
ほんの少し手間をかけておくことで、後日、相手から非難の集中砲火を受けた時でも自分の立場を弁護することができますからね。「塵も積もれば山となる」です。



最後に。
サイコパス人間が未だに気付いていないことがあります。


それは、


今日もまた新しいことを学び、
仲間同士で情報を分かち合う。
そして、お互いの持てる力を結集し、
たくましく起き上がる。


という、私たちの新しいあり方。


いつまでも
無知な被害者のまま
泣き寝入りしているだなんて思ったら
とんでもない間違いですよ。

2015年6月18日木曜日

【番外編】 本書前半のまとめ。(あるFacebook投稿より)〜前編〜

今日は"Psychopath Free"(「さよなら、サイコパス」)の和訳は一旦お休みです。Facebook上のPsychopath Freeページ(画面左上にリンクがあります)に寄せられた、Cat Jacksonさんと名乗る読者の方による超・長文投稿を日本語でご紹介します。

説得力抜群の内容に感銘を受け、すぐさま自分のPC上に保存したのですが、残念ながら元記事のコメント欄からは既に削除されてしまったようです。 今日、幾度も該当箇所を確認しましたが、見つかりませんでした。 
(中盤、タイピングミス?コピー&ペーストミス?のためか、一部解読不能な部分がありました。それが原因で削除されたのかもしれません。 下の引用はその部分を割愛してあります。) 
一個人の体験談ではありますが、ここまで訳してきた"Psychopath Free"前半のエッセンスがうまく凝縮されているように思います。ご参考になれば幸いです。
              〜管理人・あらいぐまポムポム
****************************************************
...サイコパス人間、最近ではますます増える一方のようですね。
もっとも、正確には、私たちの方が彼らという存在により敏感になってきた、と取るべきなのかもしれません。



こうした人々への対抗策を打ち出すのは簡単ではありません。何せ、一筋縄では行かないのです。
恋愛、職場、友人関係と、シチュエーションこそ違いますが、周囲からは一律に「感じの良い人」として認められているのがあの手の人々ですからね。
だから、あの人達に異議を唱える私たちの方が逆に「問題あり」「頭おかしいんじゃない?」「病んでる」と悪者扱いされかねないんですよ!!!

サイコパス人間は、自分に歯向かった人間に対しては、怒りを爆発させるか、もしくは相手に罪をなすりつけるためのうまい口実をこしらえるまで身を潜めるか、いずれかの行動に走ります。
「自分は周囲の誰よりも優れていて、しかも頭もいい。」と、信じて疑わないような人達。それがサイコパス人間です。


あの人たちが興じているのは、ひとつのゲームなんです。
私たちを自分の支配下に置く、というゲーム。

例えば、今日はあちらから上機嫌で話しかけて来たとしましょう。
ところが、翌日は打って変わって、ネチネチとこちらのあら捜しに終始。おまけに、いつも一方的に話を独占して、こっちの言うことなんて少しも聞こうとしないんですよ。
こっちが質問している時ですら!


そのくせ、面と向かって対決されると嫌がります。
こちら側で確固たる証拠を押さえたような時でも、しぶとく否認しようとしますよ。自分は悪くない、って。

©123RF

当然、思いやりなんて微塵も無いです
愛しているのも、大切に扱うのも、自分一人だけ。
奴等の口から出てくる甘い言葉になんかだまされちゃいけませんよ。要は、自分が必要な物を手に入れたい。
それしか考えていませんから。


だから目的のためには嘘もつくし、汚い手も使うし、他人だって傷つけます。おのれの欲望を満たすためになら、誰彼かまわず利用し、陰から操ってどんなことでもやらせる。そういう類の人々なんです。


世間に見せている仮面がずれ落ちたり、はがれたりすることはめったにありません。それは確かです。
でも、怒りが沸点に達した時、自分に逆らう人間をどんなことをしてでも傷つけてやりたい、と思った時、さすがの彼らも取り乱さないわけにはいきません。そこで本性が露呈するんです。 よく「人前で相手を侮辱」っていうことを好んでやりたがるんですね、あの人達。 そうなると、今まで必死に世間からひた隠しにしていた部分もつい、隠しきれずにボロを出すんですよ。 だから、「事の真相」を知りたいと思ったら、彼らがかんしゃくを起こしながらぶちまけている内容にこそ注目してください。真相はそこにあります。
周囲にはバレバレだってこと、自分では気付いていないんでしょうね。何を言われようが、あちらさんは必死に言い訳連発してくるのでしょうけど。


それから、彼らによると、以下の行動は全て「自分の周りの人々への愛情表現」なのだそうです。どこかおかしいと思いませんか。



  • 写りがいまいちな写真をネット上にアップする
  • ソーシャルネットワーク上で、少しばかり特別扱いしてやる。
  • プレゼントを買ってやる。
  • 金を貸してやる。

まぁ、どれを取っても結局は「体面」「見栄え」「支配」の問題に行き着くんですよ。
あの人達が何か/誰かを欲しいと思っても、いつまで必要か、どれくらいの期間長続きさせたいのか、なんてことは、はっきり言ってどうでもいいんです。
とにかく、欲しけりゃ力づくで今すぐ手に入れずにはいられない。で、要らなくなったら即、ポイ捨て。
彼らにとって、人間関係をキープしておく期間の長短は、相手がどれだけ「使える奴」なのかによって決まる、ってことらしいですよ。


当然ながら、「このことで相手がどう感じるか」「どれほど傷つくか」なんてこと、全く気になりません。そもそも、人の気持ちなんて理解できるわけがないんですから、あの人達は。
ただ、他の人がやっていることを猿真似して、自分が「ホンモノ」っぽく見えるよう、気合いの入った演技をする。そうやって「愛と思いやりに満ちた人」になりすましているに過ぎないのです。




©123RF

誰かを不幸に陥れた時や、自分が他人よりも優位に立った時。
こうした瞬間に最高に幸せ!と感じるのが、サイコパス人間です。ごくごく例外的に、誰かを幸せにしてやったことで幸福感を感じることも無いわけではないようですが。
ともかく、あの人達が「かけがえのない一個人」としてのあなたを知るなんてこと、現実にはまず、あり得ません。



恋愛ならば、愛情爆弾(love bomb)、職場においてはほめ殺し、といった作戦でもって、まずはあなたがどう反応するかをじっくり観察。
まんまと騙されたあなたは、ニセモノの安心感の中へと囲い込まれてしまいます。そして、いつしかサイコパス人間を「優れた上司」「裏切らない人」「昔も今も、ずっとあなたに夢中な彼氏/彼女」だと信じ込むようになります。


やがてあなたは知らず知らずのうちに彼らの支配下に置かれ、逃げることすら忘れてしまいます。こうなると、いじめ・虐待の域ですね。
しかも、あなたが黙ってがまんしているのをいいことに、、相手からの攻撃はますますエスカレートしますよ。
嘘、嘘、またもや、嘘。
言い訳の連続。
度重なるドタキャン。嫌というほど振り回されることでしょう。
説明してくれ、と迫っても「知らない」としらばっくれるのみ。
挙句の果てには、「悪いのはそっちだろう」と、逆ギレ起こす。連絡しても音沙汰無し。メールも電話もよこさない。



「異性の友人とは付き合い禁止」とあなたに命令しておきながら、自分は相も変わらず昔からの「遊び仲間たち」とつるんでいたりするのですから。
支離滅裂とはこのことです。

2015年5月31日日曜日

ワードサラダ 〜 一体、何が言いたいの?【2】

4. 自分の悪行を棚に上げて、「お前が悪い」

サイコパス人間があなたを被告人に仕立てあげる手口については、「気が付けば、被告席に」の項で既に説明したのでそちらを参照して欲しい。


口論が白熱してくると、サイコパス人間には恥というものが無くなる。奴等は、自分の事を棚に上げて
「お前はこれこれ、こういう人間だ」
「あんたってそういう奴よ」
と、文の主語をあなたに置き換えては、一方的に罪をなすり付けて来る。

【参考記事➀ 

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[自己愛人間は] 耐えがたい恥の意識を回避するために、入ってくるメッセージを屈折し、ゆがめるプリズムを用いる。
(...) 
彼らはたえず自分の好ましくない部分を他者に投影する。 

*投影:心理学で、考え方や行動に心の内面が表現されること。自分の性質を他人の性質にしてしまうこと。投射。 デジタル大辞泉による定義/コトバンクより  

そして、その性格や感情をまるで相手が所有するようにふるまいはじめ、さらには相手にそう思い込ませる。 
だが、あなたは結局、彼らが払い落としたちりのように扱われるか、彼らの屈辱感や怒り、弱さ、不全感ーーー自分には価値がないという意識ーーーを引き受けるはめになる。
彼らが投げつけたものを、あなたが吸い込む。
べたつく不快な瞬間ののち、それはもうあなたのものだ。」
(pp. 92-92)

彼らのやり口は、単なる投影のレベルでは終わらない。
ごくありふれた投影だったら、ほとんどの人が知らず知らずにやっていることだからね。
サイコパス自身は、自分が何をしているか分かった上で、自分の中にある嫌な部分をあなためがけてドサッと投げつける。で、「これ、お前のだよ」と言うんだ。
あなたがどういう反応をするか、見てみたくて。


さすがに、彼らの口から出る言葉と実際の行動との間に、そこまで大きな不一致があると気付けば、あなただってこれ以上黙って見ているわけにはいかないだろう。












  【おまけ〜身近な「投影」の例〜】
すっかりスリムになってきれいになったX子。 
それに対し、同僚のY美が「何さ、男にモテることしか頭に無いくせに!」と、口さがないコメント。 
実は、X子には「ヨガインストラクターになって、世の中の人達にヨガの素晴らしさを伝えたい!」という目標があった。痩せたのは、毎日の練習と、食事内容・量の見直しによるところが大きい。 
妬み深い性格のY美は、「男にモテたくてたまらない」という願望を、X子という真っ白なスクリーンの上にはからずも「投影」してしまった、というわけ。 周囲の人に「私はこういうゲス人間です」と公言したも同然である。

©123RF


5.多重人格

「ワードサラダ」状の会話を延々と続けるうちに、あなたはいくつもの異なる人格と話をしているような気にさせられるだろう。「良い警官、悪い警官、錯乱した警官、ストーカー警官、怖い警官、赤子の警官」...といった具合に。


口汚い罵倒や、嘘に次ぐ嘘に疲れきったあなたは、相手から距離を置き始める。
すると、相手は例の、理想化段階の頃の日々を想起させるような態度を取り始め、あなたを逃がすまいとする。
空約束を連発する相手に、またもや騙されてしまうあなた。再び元の辛い状態へと引き戻される。


だが、そんな相手の作戦も、行き詰まる時が来る。そうなると、相手は突然、何の前触れもなく罵倒モードに突入。理想化段階の頃に手放しでほめちぎっていた部分めがけて、あなたをコテンパンに叩いてくるだろう。
「えっ!? 一体、今の、誰...?」と、とっさのことに訳が分からず、あなたは混乱状態に陥る。
無理もない。今、あなたの眼前で展開されたのは、何とかして状況をコントロールしようともがき苦しむ複数の異なる人格が、内側から爆発を起こす、という凄まじい光景だったのだから。


こうした連中の醜態については、われらが PsychopathFree.comの頼れる管理人・ヴィクトリアが見事に描写してくれている。

「まさに、鎖から解き放たれた悪魔が、正体を見破られどうしようもなくなり、憤怒発作を起こした姿。 
身をよじり、のたうち回り、悶絶し、ゲロを吐き、お世辞の一つや二つも言い、火花を散らし、で、も一つ最後にゲロ吐いて...といった感じだったわよ。」

6. 犠牲者はいつまで経っても犠牲者

サイコパス人間が浮気し、嘘をつくたびに、なぜか毎度毎度蒸し返されるのが、昔付き合っていた虐待男・キチガイ女がらみの話だ。


どういうわけか、あなたはそんなひどい男/女と関わったサイコパス人間の方を「この人、かわいそう‥‥」と思ってしまう。実際のところ、ひどい仕打ちをしたのは、ほかならぬあいつら自身だというのに。


なのに、あなたはこの、「いろいろと複雑な気持ち」(彼らの弁では、だが)にばかり目を向けてしまい、しかもその「複雑な気持ち」とやらを取っ掛かりにして彼らとの間に絆を結びたい、などという的外れな期待を抱いてしまう。


サイコパス人間がまんまとあなたの目をくらまし、とりあえず正体を暴かれる心配が無い、と読んだら最後、事態は再び坂道を転げ落ちるかのように悪化の一途をたどる。
結局、あのような奴等との間には「絆」なんてものも、「魂レベルでの深いつながり」なんてものも、最初から存在しなかったのだ。


とにかく「ひどい目にあった!」と大声で叫ぶのがサイコパス人間。
...でも、最後に丸裸にされて全てをむしり取られるのは、彼らではない。


あなただ。

2015年3月21日土曜日

むしばまれていく、自分らしさ【1】

サイコパス人間は、あなたから尊厳というものをむしり取っていく。
あれほど真剣に、あなたに本気で恋しているかのように見せかけていた【理想化】の時期とは打って変わって、突如、あなたへの好感情を一気に引き戻し、無関心な態度へと豹変する、という心理作戦に出るのだ。


©123RF


あなたにとって大切な夢や目標も、彼らにかかればあざけりや軽蔑の対象となり、こき下ろされてしまう。
「結局、俺の/私の『本命』になろうだなんて、百年早いんだよね〜」と、回りくどい言い方でやる気の無さを匂わせながらも、あなたとの縁は切りたくない模様だ。
一人でいるよりは、誰かに関心を向けられている方がまだまし、ということか。


相手に合わせようとする気持ちが強すぎたゆえに、あなたはみすみすと相手の思い通りに調教されることを許してしまった。もはや、一人立ちも、反論もできない、弱い存在である。
それを知りつつ、相手はますますあなたの弱さにつけ込む。絶望感・焦燥感といったマイナス感情をさかんに煽り立て、あなたを支配する。


嵐のような感情の波に、押し潰されそうなあなた。
かつての夢物語は、予想すらしなかった程のすさまじい悪夢へと、いつしかその姿を変えつつあるのだった。


境界線(バウンダリー)の破壊
【参考記事➀:
 「人はそれぞれ自分の周囲にはっきりとした境界線を持っているものです。それはちょうど自分で作った心理的垣根のような感じです。この境界線によって、あるものごとは私たちの人生に組み入れられ、またあるものごとは外側に置かれることになるわけです。  

(中略)

(...)健全な限界を設定できないのは、もし「いやです」などと言おうものなら、見捨てられてしまうのではないかと非常に心配だからというのが本音ではないでしょうか。
この見放されることへの恐怖こそ、依存や嗜癖の根本に流れる力といってもいいでしょう。」
(pp. 66-68)


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サイコパス人間は紙やすりみたいなものだ。
彼らは、計算した上でツンデレ(意地悪↔親切の繰り返し)周期を巧妙に使い分けるというテクニックを用いて、あなたの自尊心を表面から徐々に削り取っていくからだ。


時が経つにつれて、あなたの価値基準はずるずると下方修正される一方となる。
しまいには、どうでもいいような事ですらありがたい、感謝すべきものとして感じられるようになってしまう。


火にかけた鍋いっぱいの水で泳ぐ、カエル。
水温の上昇がゆっくりであれば、我が身に迫る危険に気付かないまま、そのまま釜茹でにされてしまう。
あなたもこの釜茹でカエルと同じだ。
絶体絶命の状況にあるのに、それに気付いていない。


友達や家族も、心配して声を掛けてくれる。
「最近、元気ないね...ひょっとして、あの人と何かあったの?」
「ううん、別に。彼/彼女とは特に問題なくやれているよ。」
慌ててごまかそうとするあなた。
言い訳するその瞬間も、二人の間に横たわる残酷な現実を思い出しては、胸がずきずきと痛む。
そう。「何かが変わってしまった」のは、事実。
だが、今、それを認めるのはあまりにも辛すぎる。


朝になったら前みたいにあの人からのメール、来るかな。
「後で連絡するよ」と約束してくれたもの。明日こそかかって来るだろうか。
...そう期待しながら、何時間も電話のそばで待っている。
相手から急に声が掛かってもすぐに動けるように、他の予定はキャンセルして丸一日体を空けておこう、とすら考える。



少しずつ、あなたの方からコンタクトを取る割合が増えていく。
「もしかして、あの人、私/俺と話すのが嫌なのかも。...本当は嫌なんだけど、『ガマン』して付き合ってくれているだけなんじゃ...?」
絶え間なく沸き起こる不安を必死にかき消しながら、今日もまた、あなたの方からご機嫌伺いをしに行く。


相手のFacebookのウォール【訳注】に、ほめ言葉やら、小洒落たジョークやら、ちょこまかと書き込みしては、反応が返ってくるのを待っていることに気付く。
付き合って間もない頃に味わった、あの、夢のようなパーフェクトな毎日よもう一度、とでも言わんばかりに。

【訳注:持ち主宛のメッセージを書き込める伝言板のようなページ。
参考記事:「Facebookの『ウォール』って何?使い方を徹底解説!」


そんなあなたからの呼びかけに対し、返ってくるのは心のこもっていない、生ぬるい言葉ばかり。


そこであなたは、ロマンチックな二人の恋愛ストーリーを自分の中で仕立て上げては、愛しいあの人の長所を大げさに盛り込み、ここぞとばかりに賛美しまくる。
耳を傾けてくれさえすれば、聞き手が誰であろうとどうでもいいのだ。
大好きなあの人がいかに素晴らしい、賞賛に値する人物か。第三者に向かってアピールしていられるうちは、どうにか自分も虚構世界の片隅で生き延びていられる。そんな気がする。
とにかく、今は相手についての話さえできればいいのだ。


現実では、二人の間には暗雲がたちこめているばかり。それでもなお、周囲の家族や友人に「完璧な」パートナーである相手の人物像を説明しようとするあなた。
いずれ関係の崩壊は明るみになるわけだが、その時、あなたは、非常に辛い対応を迫られることとなる。


「え?あなたたち、別れちゃったの?」
「一体、何が起こった?」
あなた自身が事情を周囲に説明して歩かねばならない羽目になるだろう。
その時、あなた側から何を話しても、今ひとつ説得力に欠けるため、にわかには信じてもらえないだろう。
「どうしてもっと早くに話してくれなかったの」という反応が返ってくるに違いない。
何よりも友人達にとって解せないのは、あなた自身が加虐者・被虐者の関係に巻き込まれていたことに全然気付いていなかった...この点である。


あなたが相手からの反応に戸惑い、前触れ無く襲ってきた不安と格闘している段階へと、少し話を戻そう。


もがき苦しむあなたを、サイコパス人間はまたしても容赦なくいたぶり続ける。彼らは、あなたの境界線(バウンダリー)を無視しては、ズカズカと土足で踏み込むような行動に出てくるはずだ。

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【参考記事➁:Naverまとめ
「今年こそNoが言えるようになる!上手に境界線を引いて、自分を大切にする方法」

窮地に追い詰められ、身も心もぼろぼろのあなた。
相手からどんな仕打ちを受けようと、たいていのことならば忍の一字でひたすら耐え、見逃してきた。



...自分一人がもう少しだけ我慢すればいい。
そのうち、あの人だってこっちを向いてくれるはず。
一途にそう信じ続けた。
それなのに、まさか、こんな結末が待ち受けていようとは。



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