2016年12月16日金曜日

【コラム】マニピュレーターを見抜くには

「マニピュレーター」と「共感能力を持つ人」。
この二者を判別する方法、知りたいかい?


文庫 他人を支配したがる人たち (草思社文庫)
ジョージ サイモン
草思社
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「人を追い詰め、その心を操り支配しようとする者ーーー『マニピュレーター』は、聖書に書かれた『ヒツジの皮をまとうオオカミ』(*注)にじつによく似ている。人あたりもよく、うわべはとても穏やかなのだが、その素顔は悪知恵にあふれ、相手に対して容赦がない。 
ずる賢いうえに手口は巧妙、人の弱点につけこんでは抜け目なくたちまわり、支配的な立場をわがものにしている。」 
(「他人を支配したがる人たち 身近にいる『マニピュレーター』の脅威」 ジョージ・サイモン 著、秋山勝 訳、草思社文庫、2014)
(*注:本書の原題は"In Sheeps Clothing"「ヒツジの皮をまとって」。)


まず、その人が自分と君以外の「他の人たち」について話をするとき、注意してほしい部分が一つある。
その「他の人たち」が君のことをどう思っているのか、相手の口からはどんな風に伝えられているだろうか。
もし、相手が親切でまともな心の持ち主であれば、「(自分の)友人や家族もあなたのこと好きだって言ってるよ」「君を気に入っているよ」っていうことが確実に伝わるよう、話をする時もあれやこれやと気を遣ってくれるはずだ。


ところが、相手がマニピュレーターだった場合、そうはならない。


あいつらと来たら、何としても三角関係を作り出したくって四六時中うずうずしているような人種だからね。
「火の無いところに煙を立てる」という感じで、元々ありもしなかったはずの競い合いをでっちあげては、人々の間に競争心や嫉妬心の炎を無駄に煽り立てるんだ。
そして、君のそばに寄って来ては「友達(元・彼氏/元・彼女)/家族の誰々が、あなたにものすごく嫉妬してるって言ってたよ」「あなたのこと、相当きつい口調でけなしてたよ」ってそっと耳打ちするのさ。


騙されちゃだめだよ。こいつらは、文の主語だけ君の名前に置き換えて、全く同じ内容を上で挙げたようなメンバーひとりひとりの耳元にささやいては、少しずつ君の評判を落としていくのだから。


君が自問すべきことはただ一つ。


「この人は、周囲の人々の間に【調和】をもたらしたいのか?

それとも、裏から巧妙に手を回して【カオス状態(混沌)】を作ろうとしているのか?」




【参考記事:モラハラ資料 「176 潜伏陰湿型の自己愛」 より引用】 

陰湿タイプだと周囲には善人と思われながら
タゲの悪評を広めて回るから精神的にかなりキツいです。
孤立しますし、誰に言っても信じてはくれないし。
周りの人もその人が自己愛だと分かるのなら、何とかなりそうですよ。
大変ですけどね。

皮肉や嫌味・噂話を利用してじわじわタゲを弱らせる。
一見親切心を装っているからなかなか気付きづらい。
でも何かがおかしい?って気づいて周囲の人間にいっても
逆に自分の方がおかしいと責め立てられる。
そしてもう自分はこの場に必要がないのだと退職願をだすと 全力で引き止められる。
精神は混乱して崩壊した。