2015年1月27日火曜日

あの人、サイコパス? 気付きたい、30の危険信号【3】

21.この人、どのキャラ演じているのか忘れちゃったのかな。傍にいるのは私、なんだけど...。



一緒にいる相手によって、異なるペルソナ(仮面)を使い分けるのが、このサイコパス人間。目の前にいる客の要望に合わせて、自らを千変万化させる。
だが、彼らも時々へまをする。あなたには決して見せたことのない別の仮面をかぶったまま、あなたの方へと向いてしまった。はっとそれに気付いた瞬間に味わう不気味さと言ったら、何とも形容し難い。
あなたは徐々にこの人物につきまとうモヤモヤ感に気付き始める。



22.随分「おかしな」人達と関わったみたい。
でも、その人数、ちょっと多過ぎじゃない?


この人物の言い分に屈することなく、背を向けて去っていった、過去の交際相手や友人たち。サイコパスは彼ら全てを「嫉妬の鬼」「躁鬱」「アル中」など、侮蔑的な名前で呼んでは罵倒し続ける。
あなたもまた、次のターゲット【訳注:標的=利用価値があると踏んで、狙いをつけた、「獲物」】)には史上最低の彼氏/彼女として語られるに違いない。


23.「そこだけは触れて欲しくないのに」。
あなたの一番弱い部分を嗅ぎつけ、褒めちぎる。


外見には自信が無いあなた。他人にはあまり触れて欲しくない部分である。そこを嗅ぎ取った相手はすかさず、「あなたほどかっこいい/美しい人はいない」と、さんざん持ち上げる。
人を喜ばすのが生きがい、という人には、「こんな面白い人は初めて」と、絶賛の言葉を惜しまない。
あなたがずっと心の奥底に秘めていた壮大なファンタジーだって、彼らの手にかかれば実現も夢じゃない。狙った獲物の心を奪うためなら、どんな役割だって器用に演じてみせる。


24.服装や外見。次々と厳しいチェックを入れてくる。


要するに、この相手はあなたをリメイクしたがっているのだ。
その結果、あなたは自分の見た目に過度にこだわるようになり、特に気にする必要もない程の欠点にもいちいち「気付く」ようになっていく。
サイコパス人間と付き合う前と後。鏡の前で過ごす時間は、圧倒的に後者の方が長くなる。
(この項は、仲間の一人・ckwanderlustさんの貴重な体験談を元にしました。)



25.「あと一回ケンカしたら、別れるって言われるかも。」
心休まる間もない、あなた。



一対一の親密な付き合いには多少の口論がつきもの。そう、「雨降って地固まる」である。
だが、サイコパス人間にそれは通用しない。ネガティブな話、特に、彼らの言動についてあなたが批判めいたことを言おうものなら、即、二人の仲はおしまい。相手はそう明言してきた。
だから、あなたの方からすぐに謝罪し、許すより他は無い。
さもないと、相手の気持ちはあっという間に冷めていく。


26.成功した人、親切な人、明るい人。
容赦なく、そして執拗にこき下ろし続ける。


誰かの友人関係や夫婦関係が壊れた、という話を聞くと、やたらと嬉しそうな様子を見せる。
あなたがここまでコツコツと真面目に努力し、上手にキープしてきた人間関係も、サイコパス人間にかかってはひとたまりもない。全て台無しにしてくれることだろう。


27.ガスライティング

【参考記事:「モラハラ資料」より、「ガスライティング」の項。http://mora110.blog.fc2.com/blog-entry-48.html#comment375


ターゲット(標的)とされた被害者を裏で虐待しているのではないか、という他人の指摘には、「そんなバカな」と、真っ向から否定。
証拠を目の前に突きつけられても、ひたすら無視を決め込む。
そして、きちんとした事実を並べて彼らの妄言に立ち向かう人には、逆切れ反応に出る。


【参考記事:Gaslighting - 大人のいじめ 社会のいじめ 日本の現実
http://www32.atwiki.jp/gaslighting/pages/11.html





28.周囲には「一歩先を読め」なんて、理不尽そのもの。
自分からは何も言わないでおいて。


何日間も連絡をよこそうとしない。でも、それだってあなたが至らないからこうなったのだ。前もって、サイコパス人間の予定を確認しなかったのだから、非はあなたにある。
予定についての話なんて、一言足りともしていなかったくせに。
しかも、後日、「あれは仕方なかった。どうにもできなかったんだ。」という、犠牲者気取りの言い訳が、もれなくおまけについてくる。


29.自己中が服着て歩いてる。
「私を見て」「僕を見て」が、止まらない。


あなたから生気を吸い取り、あなたの人生を利用し尽くす存在、それがこのサイコパス人間だ。「他人から賞賛されたい」という、どこまで行っても飽くなき欲望の持ち主である。

「この人を幸せにできるのは、自分だけ。」と、あなたは不覚にも思い込んだ。だが、実のところ、誰だって良かったのだ。要は、心臓が動いて血が通っている人間でさえあれば、誰でもいいらしい。
ようやくあなたもそれに気付いたようだ。

【サイコパス人間の魂にぽっかりと空いた、深い、深い空洞は、どんな人間にも埋めることはできない。】
...これが、真実である。


30.サイコパス人間は去った。
あなたは今、何を思う?、




(以上3枚、©123RF)


サイコパス人間と激しくやりあった後の、あなた。
今はどんな気持ちでいるだろうか。
正気を失い、疲れ果て、エネルギーを失い、衝撃におののき、死にたい気分に襲われ、空っぽになってしまった、と感じているのではなかろうか。
何もかもメチャクチャにしたい、という衝動に駆られ、浪費癖に歯止めが効かなくなったり、古くからの友人とことごとく絶縁したりするかもしれない。
「どうしてこんなことに」と悩むあなた。
だが、いずれこの一連の出来事の背後に隠れている「なぜなら」という答を、探し求めるようになる。



【原文】 
https://www.psychopathfree.com/content.php?212-30-Red-Flags&styleid=1

(※ 上の訳文は書籍版・"Psychopath Free"中の英文に基づいています。そのため、必ずしも上のリンク先の英文表現と一致しない場合があります。)

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