(5.なぜ人は身近なサイコパスに気づかないのか
pp. 128-131より引用。以下、強調表示・太字は引用者による。)
生まれついての役者である彼らは、社会的・職業的役割をフルに利用する。 pp. 128-131より引用。以下、強調表示・太字は引用者による。)
それがすばらしい仮面になってくれるからだ。
役割は複雑な社会に秩序をあたえるものであり、私たちにとってはきわめて重要なものだ。
人は異常な行動を目にしても、それをしたのがたんなるドリーン・リトルフィールドではなく、ドリーン・リトルフィールド【博士】であれば、疑いをもつことはめったにない。
博士という肩書は、明確なプラスの意味をもっており、人は博士と呼ばれる人物についてあまり詮索をしない。
おなじことが会社組織、宗教組織、教育組織の中で役割と肩書をもつ人物、あるいは国家の指導者や親にも言える。
人は教会の司祭や市の行政官、高校の校長や(...)ビジネスの天才の行動に、さほど疑いをもたない。
私たちはこうした人びとの言葉を信じがちだ。
役割のもつ意味で個人を判断してしまうからだ。
人は近所の家の子どもの育て方に口を出したがらない。
たとえ虐待の気配を感じても、「親は【あの人】なんだから」という言い方で目をふさいでしまう。
そしてまた、相手にやさしさや、創造力や、鋭い洞察力を感じたとき、人は相手の実際の行動から目をそらす傾向がある。
たとえば、私たちは動物が好きだと言う相手を、いい人と思いがちだ。 そして芸術家や教養人を感じさせる相手には、点が甘くなる。
ひとつには、そういう人たちに異常者はいないと思っているからだ。
そのような見方は、一般的には前向きなのだが、ときにはそれが真似のうまいサイコパスに扉を開くことになる。
人びとをあおるのがうまい
もっとわるいのは、情熱と思いやりにあふれた指導者にたいする私たちの尊敬が、破滅的な目的のために濫用された場合だ。
医師や聖職者や親など、気高い使命を主張する相手にたいして、私たちはその使命の気高さを個人に重ね合わせ、その個人にしたがう傾向がある。
『集団心理・国際ジャーナル』の発行人で編集長のベンジャミン・ウルマンはこう書いている。
「攻撃的サイコパスが多数の人びとにたいして、ほとんど催眠術的な恐るべき支配力を獲得したとき、人間の残虐性は増加する。
歴史上には指導者、預言者、救世主、導師、独裁者その他のサイコパス的誇大妄想者が民衆の支持をとりつけて... 人びとを暴力へと煽動(せんどう)した例があふれている」
こうした”救世主“が、自分の目的のためにふつうの人びとの心を捉えようとする場合、たいていまず君たちこそよりよい世界をつくりだす善なる人びとだと呼びかけ、自分の攻撃的計画にしたがえば、それが実現できると訴える。
(「みなさんはライトワーカーです!」「光の戦士として共に戦いましょう!」「一緒にアセンションして高次元の地球に行きましょう!」なんてベタな煽り方をして自尊心をくすぐるスピリチュアル商売人、宗教指導者、ネット上にも実世界にもウヨウヨしてますよね。
耳触りの良いスイートなことばかり強調する奴には気を付けましょう。一緒にスピスピして浮かれている暇があったら、「こいつの真の目的は何だ?金か?それとも賞賛か?」って疑って警戒態勢に入ることをおすすめします。さわるな危険!
※「ライトワーカー」、イメージ画像(笑) |
...「ライトワーカー」という言葉が嫌いな管理人のつぶやき、失礼しました。) |
少しだけこみ入っているが、人びとの良心の目がくもらされるのは、社会を成立させるために必要なプラスの要素を、サイコパスが武器として使うためだ。
共感、
性的きずな、
社会的・職業的役割、
やさしさや創造力にたいする敬意、
よりよい世界を目指す意欲、
権威をもった規律
などである。
そして恐ろしいことをする人間は、外見的には恐ろしいことをしそうに見えない。 “悪魔の顔”はしていないのだ。
(中略)
私たちは相手の外見でその人柄を判断しようとするが、たいていの場合うまくいかない。
現実の世界では、悪者がいかにもそれらしい顔をしていることはないのだ。
狼男やハンニバル・レクター、
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あるいは<サイコ>のアンソニー・パーキンス
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のようには見えない。
彼らはむしろ、私たちと同じような顔をしている。
自己愛的な「スピリチュアル指導者」を見抜けなかった私
http://sayonara-psychopath.blogspot.com/p/blog-page.html
【隠れ自己愛人間】。...知ってた?
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一つの嘘から、全てが狂う。その人は、空想虚言者かもしれない。
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