内容には若干の編集を施し、できるだけ幅広い読者層に共感してもらえるような形へと仕上げたつもりだ。
自分以外にも、例のサイコパス人間と関わって痛い目に遭った人々は何人か知っている。でも、他の人々が受けた待遇と自分のそれとを比べてみたとき、どうも自分一人だけが「使い捨て」のような扱いを受けたように思えてならない---。
そのような苦々しい気持ちを抱いている人はいないだろうか。
もしあなたがそうなら、ぜひ以下の部分を続けて読んでもらいたい。
サイコパス人間は次なる獲物を求めて常に徘徊し続ける。
そんな彼らでも、一つの「ステディな」関係に終止符を打ち、次の関係へと移っていく過渡期にあっては、何かしらの(もしくは、誰か)つなぎ役を必要とするようだ。
どっちつかずの宙ぶらりんな時期、そこにぽっかりと空いた隙間があれば埋めなければならない。
どっちつかずの宙ぶらりんな時期、そこにぽっかりと空いた隙間があれば埋めなければならない。
そこで彼らが触手を伸ばすのが、「臨時ターゲット」。
文字通り、これはあくまでも一時しのぎのターゲットに過ぎない。
新たな獲物が現れた時点で即、ポイ捨てされる運命にある、そういう人々だ。
もし、あなたがこの「臨時ターゲット」に該当するのであれば、僕がこの本でずっと書いてきたサイコパスな交際相手の態度と、実際にあなたが体験したこととの間には、多少異なる部分があるかもしれない。
サイコパス人間があなたと付き合っている間、「これからも末永く二人でいられたら...」などと思うことは、間違ってもあり得ない。
次は誰を狙おうか、なんてまだはっきりと決めていない時期であっても、同じこと。二人の将来をどうするかなんて、一切考えたりしないのだ。
文字通り、これはあくまでも一時しのぎのターゲットに過ぎない。
新たな獲物が現れた時点で即、ポイ捨てされる運命にある、そういう人々だ。
もし、あなたがこの「臨時ターゲット」に該当するのであれば、僕がこの本でずっと書いてきたサイコパスな交際相手の態度と、実際にあなたが体験したこととの間には、多少異なる部分があるかもしれない。
サイコパス人間があなたと付き合っている間、「これからも末永く二人でいられたら...」などと思うことは、間違ってもあり得ない。
次は誰を狙おうか、なんてまだはっきりと決めていない時期であっても、同じこと。二人の将来をどうするかなんて、一切考えたりしないのだ。
だから、あなたとの関係も急ピッチで深めようとしきりに迫って来るのだ。
何事も、手早く。
【理想化】の段階からあなたのことを引きずり下ろしに掛かる作業にしても、だらだらと時間を費やしたりはしない。
何事も、手早く。
【理想化】の段階からあなたのことを引きずり下ろしに掛かる作業にしても、だらだらと時間を費やしたりはしない。
その【理想化】段階にしても、実に杜撰(ずさん)でいい加減なものだ。手抜きのし放題である。
まず、金は出し惜しみする。
自分からは何の行動も起こそうとしない。
あなたを特別扱いすることもない。
動くのは口先だけ、だ。
動くのは口先だけ、だ。
ひたすら言葉のシャワーだけは浴びせかけてくるものの、それ以上の手間暇はかけない。
そんな相手の手口に、あなたはまんまと引っ掛かってしまったんだよね。せめて言葉だけは嘘・偽りの無い真実であってほしい。そう信じていたかったから。
でも、あなただって、途中からはうすうすと気付いているだろう?
あいつらはいつでも言行不一致なんだよ。
言っていることとやっていることが全然違う。
そんな相手の手口に、あなたはまんまと引っ掛かってしまったんだよね。せめて言葉だけは嘘・偽りの無い真実であってほしい。そう信じていたかったから。
でも、あなただって、途中からはうすうすと気付いているだろう?
あいつらはいつでも言行不一致なんだよ。
言っていることとやっていることが全然違う。
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あなたにとって、この相手との関係は何にも代えがたい、とても大切なもの。
だって、他人からここまで関心を注いでもらい、理解を寄せてもらったのは、あなたにとって生まれて初めての体験だったのだから。
そう思うのは当たり前だよね。
それに、あなたは「誰かを幸せにしてあげたい」という夢をひそかに抱き続けてきた人。「苦しみ」や「悲しみ」(本人談)を無数に潜り抜けてきたという愛する人を支えたい、と考えるのはごく自然な流れだろう。
...この人、私のことを本当によくわかってくれているみたい。ずっとひとりぼっちで、何度も心が折れそうになったけど、こんな私にもようやくソウルメイトが現れた。...。
残念ながら、これら全ては真っ赤な嘘だったのだ。
サイコパス人間にとって、あなたは単なる気晴らし程度の相手でしかなかった。
だって、他人からここまで関心を注いでもらい、理解を寄せてもらったのは、あなたにとって生まれて初めての体験だったのだから。
そう思うのは当たり前だよね。
それに、あなたは「誰かを幸せにしてあげたい」という夢をひそかに抱き続けてきた人。「苦しみ」や「悲しみ」(本人談)を無数に潜り抜けてきたという愛する人を支えたい、と考えるのはごく自然な流れだろう。
...この人、私のことを本当によくわかってくれているみたい。ずっとひとりぼっちで、何度も心が折れそうになったけど、こんな私にもようやくソウルメイトが現れた。...。
残念ながら、これら全ては真っ赤な嘘だったのだ。
サイコパス人間にとって、あなたは単なる気晴らし程度の相手でしかなかった。
彼らの「臨時ターゲット」に対する扱いのひどさは、特に目に余るものがある。こちらから働きかけても、返ってくるのは「どうでもいいよ」といった、そっけない態度だけ。
こんな調子では、さすがのあなただって「この人、冷たい...。」と感じないわけにはいかなくなってくる。
相手からのひどい仕打ちにもめげず、それでもなお、せっせと相手に愛を注ぎ続けるけなげなあなた。
あとちょっと自分が努力すれば、そうすればあの【理想化】段階の日々が戻るかもしれない...。
こんな調子では、さすがのあなただって「この人、冷たい...。」と感じないわけにはいかなくなってくる。
相手からのひどい仕打ちにもめげず、それでもなお、せっせと相手に愛を注ぎ続けるけなげなあなた。
あとちょっと自分が努力すれば、そうすればあの【理想化】段階の日々が戻るかもしれない...。
そんな淡い希望を抱いたことも、今振り返ると虚しい。
サイコパス人間のターゲットとなった人が陥りやすい精神状態がある。それが、【認知的不協和(cognitive dissonance)】だ。
自分の中ではちゃんと筋が通っていると思われるような、理屈。
サイコパス人間のターゲットとなった人が陥りやすい精神状態がある。それが、【認知的不協和(cognitive dissonance)】だ。
【*注:参考記事 「認知的不協和の意味と例」より
「人は自分の信念や、それまでの行動内容とは矛盾する、"新しい事実"を突きつけられると、"不快な感情"を引き起こします。その結果、自分の信念や行動と、"新しい事実"のどちらか一方を否定して、矛盾を解消しようとします。これを認知的不協和と呼びます。そのとき、信念を変えることが困難な場合、人は"新しい事実"の方を否定しようとします。」
論理的思考力と論理的な討論 議論 ディベート ディスカッション のHP(http://ronri2.web.fc2.com/index.html)より引用させていただきました。】
自分の中ではちゃんと筋が通っていると思われるような、理屈。
僕たちはそうした理屈を目の前にいる特定の相手へと投影するわけだが、ところがおおよそまともな理屈など通じない、理不尽だらけの奴が相手だと、後に残るのは「何かがおかしい」といったモヤモヤ感だけだ。
そもそも、サイコパス人間の行動に関して言えば「たまたま起こった」ものなど皆無である。
そもそも、サイコパス人間の行動に関して言えば「たまたま起こった」ものなど皆無である。
同様に「別にこれと言った深い意味は無い」ものも、また、あり得ない。
ああいう人間たちの場合、やること為すことの裏に、何かしらの隠された意図が必ず存在するものだ。
そしてとうとう、心が木っ端微塵に砕け散った、例の瞬間がやって来た。
あなたは捨てられたのだ。
ああいう人間たちの場合、やること為すことの裏に、何かしらの隠された意図が必ず存在するものだ。
そしてとうとう、心が木っ端微塵に砕け散った、例の瞬間がやって来た。
あなたは捨てられたのだ。
相手は、新しい彼女/彼氏の方を選んだ。
しかも、その新しい彼女/彼氏とは将来のことも視野にいれての真剣交際をしている、というではないか。付き合い出してからまだ日も浅いというのに。
同居生活を始め、ネット上でツーショット写真を公開し、あれを買った、これを買った、といった話をしきりにばらまいている。
あなたが相手との間にずっと夢見ていたような幸せな日々。
あの二人は今、まさにそれを実現しようとしている...。
そこまでの特別扱いなど、何一つ体験させてもらえなかったあなた。
人間として生きていて、これ程にまでひどい屈辱感を味わうこともそうそう無いだろう。
同居生活を始め、ネット上でツーショット写真を公開し、あれを買った、これを買った、といった話をしきりにばらまいている。
あなたが相手との間にずっと夢見ていたような幸せな日々。
あの二人は今、まさにそれを実現しようとしている...。
そこまでの特別扱いなど、何一つ体験させてもらえなかったあなた。
人間として生きていて、これ程にまでひどい屈辱感を味わうこともそうそう無いだろう。
なぜ、相手はあなたに近付き、交際関係を結ぼうとしたのか。
それは、単に力と支配権とをあなたから吸い上げて、自分をクイックチャージしたかったから、である。
で、用が済み次第、即、ポイ捨てすればいい。
最初っからそう決めていたのだ。
再びエネルギーレベル満タンになった相手は、あなたの元を去り、意気揚々と次なる大冒険へと旅立ってしまったのであった。
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