サイコパス人間は、出会ってから日が浅い相手に対し、いきなり愛情爆弾(love-bombing)の集中投下をやって「陥落」させる、ということをするそうだ。
「自分の次の彼氏/彼女がまさにそのパターンだった」「前のカレ/カノジョがそうだったらしい」と、多くの人が証言している。
今、これを読んでくれているあなた。
元カレ・元カノへの待遇と、自分への待遇とを比較してみて、「あの人、どうも私には手抜きしているような気が...」と感じたことがあるのではなかろうか。
出会ってから付き合い始めるまで、時間はそうかからなかった。
これは「理想化」の段階なのかな、それとも...と迷っていたところにある日突然、相手からの一方的な別れの宣告。
そうじゃなかったかい?
しかもこの相手、別れ際にはあなたのことをズタボロに痛めつけるような形で、とどめの一撃をお見舞いしていったのではなかろうか。
まったくもって許しがたいことだ。
やがて、あなたの元には、自分をポイ捨てした例の相手が「もうすぐ結婚」とのニュースが舞い込んでくる。
今の彼氏/彼女とは付き合い始めてからそんなに経っていないはずなのに。
「私/僕とは数ヶ月と持たなかったあの人が、結婚だって⁉
それも、知り合ってすぐの相手と⁉ まさか!どう考えたって、長続きするわけがない!」
すぐには事情が飲み込めず、混乱するあなた。
僕が注目して欲しいのはまさにこの部分なんだ。
「その相手とあなたとは、結局長続きしなかった」という、事実に。
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...サイコパス人間と、共感力の高い人との交際が長続きすることは、通常の場合、きわめて難しい。
(ただし、子供がいるカップルや、長年人格支配を受けてきたような場合はこの限りではないが。)
なぜかって?
サイコパス連中が毒を吐き出すたびに、あなたがその毒を自分の体内へと吸い上げてしまうからさ。
奴らの毒牙にかかれば、あなたのような人であってもたちまち惑わされてしまう。その結果、あいつらが仕掛けたマインド・ゲームの召使の役でさえも進んで引き受けるようにすらなってしまう。
だが、いつまでも連中をのさばらせているわけにはいかないんだ。
そのうちあなたも、吐きかけられてはその都度飲み込んでしまっていた奴らの毒を、本人の顔面めがけて「ビュッ!」と吐き戻すということをし始める。
これはほとんど意識せずにやっていることじゃないかな。
これはほとんど意識せずにやっていることじゃないかな。
とにかく、あなたは真正面から、自分へと放たれたはずの毒を再び相手へと向かって吐き戻すようになっていく。
「理想化段階」の甘美な幸せに水を差すなんて野暮なこと、あなただって別に好き好んでやるわけじゃない。
でも、この段階でのサイコパス人間と来たら、口を開けば飛び出してくるのは、嘘。また、嘘。
やることなすことが以前とは違い過ぎて、もはや別人のようだ。
そうなると、あなただってもう黙って見ているわけにはいかない。
臨時ターゲットも、真実追求型のターゲットも、ようやく気付き始めたようだ。これまで自分が付き合ってきた人間が、どうしようもなく腐った性根の持ち主だった、ってことに。
「理想化段階」の甘美な幸せに水を差すなんて野暮なこと、あなただって別に好き好んでやるわけじゃない。
でも、この段階でのサイコパス人間と来たら、口を開けば飛び出してくるのは、嘘。また、嘘。
やることなすことが以前とは違い過ぎて、もはや別人のようだ。
そうなると、あなただってもう黙って見ているわけにはいかない。
臨時ターゲットも、真実追求型のターゲットも、ようやく気付き始めたようだ。これまで自分が付き合ってきた人間が、どうしようもなく腐った性根の持ち主だった、ってことに。
ただ、こんなクズ男・クズ女でも、自分の正体を見透かすだけの優れた眼力を持つ人には渋々ながらも尊敬の念を抱かずにはいられないらしい。
ご本人としては、口が裂けたってそんなこと認めたくはないだろうが。
一方、サイコパス人間の真の姿にいつまで経っても気付かない、いわば盲目状態のままでい続ける人々に対しては、恨みの感情を次第につのらせていく彼ら。
...一番最後に彼らの周りに残るのは、後者の人々だけなんだけどね。
そう。
サイコパス人間には、敗北という結末しか無いんだ。
勝利なんて無理、無理。
なのに、あいつらはゲームに一回、また一回...と負ける度に勝手にルールを書き換えては、自分にこう納得させているんだ。
「これで良し。自分は何も間違ったことはしていない。」と。
サイコパス人間の人生がだんだん尻すぼみとなっていくことは、もはや説明を必要としないだろう。
「勝ち」に行くことはないだろうが、でも、あいつらもいずれは付き合う相手を一人に絞り込み、「結婚」へと駒を進めることになる。
そう。結婚は、する。
だが、それよりも前に、まず、あなたをめちゃくちゃに破壊しておく必要がある。
ここにも、サイコパス人間にしか思いつかないような理由が潜んでいる。
...一番最後に彼らの周りに残るのは、後者の人々だけなんだけどね。
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そう。
サイコパス人間には、敗北という結末しか無いんだ。
勝利なんて無理、無理。
なのに、あいつらはゲームに一回、また一回...と負ける度に勝手にルールを書き換えては、自分にこう納得させているんだ。
「これで良し。自分は何も間違ったことはしていない。」と。
サイコパス人間の人生がだんだん尻すぼみとなっていくことは、もはや説明を必要としないだろう。
「勝ち」に行くことはないだろうが、でも、あいつらもいずれは付き合う相手を一人に絞り込み、「結婚」へと駒を進めることになる。
そう。結婚は、する。
だが、それよりも前に、まず、あなたをめちゃくちゃに破壊しておく必要がある。
ここにも、サイコパス人間にしか思いつかないような理由が潜んでいる。
ああいう連中って、自分が「逃した魚は大きい」と後になって悔やむことだけは絶対に避けたいと思ってるんだよね。
だから今、あなたのことをめちゃくちゃにしておこうとするんだ。
あなたをぶっ壊して、傷だらけのズダボロ状態にしておけば、将来自分が「しまった、あっちを選んでおけば良かった」と後悔する心配がなくなる。
サイコパス人間は、そのような奇妙な考えに基づいて動いている。
あなたを操作し、自分で自分の首を絞めるようにと仕向ければ(つまり、あなたが自滅するようにと仕向ければ)サイコパス人間としてはまさに願ったりかなったり、の展開となる。めでたし、めでたし、だ。
だって、これで厄介な頭痛の種とはきれいさっぱりおさらばできるのだから...。
道理で、サイコパス人間から一方的に別れを告げられた後随分経っても、あなたの中では恨みや怒りがくすぶり続けているわけだ。
そりゃそうだろう。
何もかもが終わった今となってはあいつらがどれだけゲス男・ゲス女かがはっきりしたけど。何せ、交際中のあなたはそんな相手であっても精一杯尽くしていたからね。
調子良く連発される甘い言葉に惑わされ、ついずるずるとサイコパス人間との関係を長引かせてしまったあなた。
これほど惨めになると最初っからわかっていたならば、いっそ交際スタート時にさっさと卑劣な本性をさらけ出してもらった方が良かった、とすら思う。
そうすれば、時間も、気持ちも、ここまで無駄にしなくても済んだのに。
でもね、あいつらが正体を明かさずに近付いて来たのには理由があるんだ。
あいつらは最初っから決めていて、狙っていたんだよ。
あなたをとことん洗脳してやろう、甘い言葉と約束でもって洗脳し、少しでも多くをあなたからむしり取ってやろう、利用してやろう、と...。
だから、相手があなたを裏切り、ひどく失礼な態度に出て、挙句の果てにあなたをポイ捨て、という予想外の行動に出たとき (あれはボロボロなんて生易しいものじゃないよね、二度と立ち上がれなくなるほどのダメージを受けただろうね。)あなたの心は木っ端みじんに砕かれ、中身はすっかり空っぽの状態になってしまったんだ。
なのに、相手と来たら早々に別の人を捕獲。
じゃんじゃん買い物し、二人揃っての新生活をスタート、だなんて。
あちらは何もかもがとんとん拍子で前に進んでいるようだ...。
あなたは、そうした二人の姿を見てこう思うだろう。
「あら、あの人、ちゃんと人と付き合うことができるんだ。
とすると、問題だったのはあの人ではなく、やっぱり私の方だったのかな...。」
違うよ。
問題は、あなたの方じゃない。
あなたは、悪くない。
そして今後もそれが覆(くつがえ)ることなど絶対に無いはずだ。
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