2018年7月21日土曜日

脱洗脳①

脱洗脳

※ 以下は「SEARCHINGFORSUNSHINE」(筆名)からの寄稿文です。

ここでは、絶縁/ノーコンタクトにまで自分を持っていくのが難しい、という人、そしてノーコンタクト状態をキープするのが辛い、という人のために、私からのおすすめを少々書いてみようと思う。


ノーコンタクト開始直後の時期。
その苦しみたるや、地獄の真っ只中にいるような凄まじさと言ってもいいほどだ。
予めお断りしておくが、今から書くことは私には有効だったけれども、必ずしも万人に効くとは限らない。
筆者としては、読んでくださる方にとって、何か一つでもお役に立てることが書けていればいいな、と願うのみである。


~ノーコンタクト初期にありがちなこと~

【サイコパス】という単語。
以前にも何度か耳にしたことはあったかもしれない。
だが、今回生身のサイコパスに遭遇してみて、その言葉の裏に隠された真の意味を身をもって知ることができたのではないだろうか。


どうも自分は毒性の強い相手と付き合っていたらしい。
その可能性に気付いたことで、あなたは激しく動揺する。
モヤモヤする心をどうにかしたくて、向かった先はネットでの検索だった。


それからは、サイコパス、ナルシシスト(自己愛人間)、ソシオパス...といった言葉を入力し、出てきた記事や解説をひたすら読み漁る、という日々が延々と続いた。
もしかしたら、この「Psychoparh Free(https://www.psychopathfree.com/)」のWebページにたどり着いたのも、WEBサーチでたまたま「サイコパス(Psychopath) 自由(Free)」という言葉を入力したからだったのかもしれないね。


検索の向こう側に広がっていたのは、すぐには信じがたいような世界だった。
話の中に登場する「おかしい人々」。
あの、例の相手と妙に似ている...。
そのような人物の特徴を読んでいくと、文章の一字一句があなたの中の奥深くにまでズシン、ズシン、と響いてくる。


聡明なあなたのことだから、何が自分の身に起こったかのか、全体像を把握するまでにはそう多くの時間を必要としなかった。


ようやく胸のつかえが取れた。
いわゆる「アハ!体験」という奴だ。
「ああ、そうだったのか!」という気付きが、次から次へとあなたの元へと押し寄せてきた。




どうやら求めていた正答を出すことができたようだね。
まだ半信半疑だろうけど、とりあえずあいつとの関係は終わりにしよう、との覚悟はできた。そうと決まったら、さっさとけりをつけよう。


だが、せっかく決意が固まったというのに、あなたは急に「もしかして私の方が間違っているかもしれない...。」と、怖気づいてしまう。(これは、実際に別れ話を切り出すことができた場合も、またできなかった場合も、同様に起こり得る。)
本当に自分は正しいんだろうか。
その辺が、よくわからなくなってしまったのだ。


「だって、もし、あの人がサイコパス/自己愛/ソシオパスじゃなかったとしたら???...いや、たぶんサイコパスってことで間違いないとは思うけど...でも、単に私が勘違いしてるだけ、ってこともあり得るし...。

...サイコパスだ、と決めつけるのはさすがにマズいよね。ちょっと妄想が先走り過ぎてるかも。
そう言えば、あの人から前に言われたっけ。『お前って、ホントに重たい奴だな』って...。」


そこであなたはもう一度Google検索で見つけた記事へと戻る。
何度も何度も読み返す。


最初読んだ時には見過ごしていた記述にも、今度はしっかりと気付くことができた。
「アハ!体験」の回数が更に増え、現状をより深く理解できるようになった。
「そういえば、あの時のあれ、もしかして...!? 」といった具合に、思い当たる部分も芋づる式に後からどんどん出てきた。


「間違いない。おかしいのは、あっちだ。私じゃない!」
その通り。
もちろん、奴こそがサイコパス/ソシオパスだった。
ようやくその確信へと到達できたんだね。


そこまで来れば、もうしめたもの。
いろいろな事実が次から次へと面白いように噛み合い、目の前の霧がきれいに晴れていくはずだ。


なぜ、あいつの言うこと全てが矛盾してばかりなのか。
今のあなたなら、もう理解できるよね。
あいつの口から出たセリフは一字一句思い出せるし、二人一緒にいた頃の過去の思い出だって今でも鮮やかに脳裏に焼き付いている。
そうした記憶を一つ一つ手繰り寄せ、二人の間で交わされたやり取りを以前とは全く別の角度から再検証していくうちに、奴の正体が「サイコパス」「ソシオパス」以外の何物でもない、と確信することができたんじゃないかな。


とはいえ、ちょっとした事が引き金となって、あの厄介な「自分に自信が持てない」という自己不信の罠に簡単に足をすくわれてしまうのもこの時期だ。まだまだ油断は禁物だ。


自己不信の罠にはまると、以前のような自問自答があなたの中でまたもや延々と繰り返されることとなる。

「おかしいのは、もしかして、私の方?
私は間違っていない...って、本当にそう?そこまで言い切れる?」



2 件のコメント:

  1. 明日私が出て行く形で同棲解消、お別れします。仕事や環境やお金全て失います。
    ここまでされてもまだ自問自答をしている状態で、この先心身共に立ち直れるのか‥‥

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  2. 匿名さん、気づくのが遅れて申し訳ありませんでした。

    今は安全な場所にいらっしゃると信じています。
    お疲れさまでした。著者たちが書いている通り、時間はかかるでしょうが、必ず体力・気力を取り戻してくださいね。今はご自分をいたわってください。
    書き込みありがとうございました。

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